今回は、先週レポートしました日
本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーの試乗レポートです。
10ベストカーの中から選考委員の投票により、イヤー・カーが選ばれる訳ですが、この10ベストカーに選ばれること自体名誉なことです。
今回は、カーくる編集部が試乗した順にご紹介いたします。
まずは、スバルXV。
スバル初のハイブリッドです。
バッテリーは、リアハッチの下に設置されていますが、荷室をそれほど犠牲にしていないところがグッド!
早速試乗へ。
このハイブリッドは、エンジンが主体。モーターはあくまでもそのアシスト。
走り的には全く不満は無く、というより思ったよりスムーズ且つ内燃機関の走りを感じさせてくれるものでした。
もちろんアイサイトは装備され、路肩の白線を踏むと「はみ出し」の警告も。
次は、三菱アウトランダーPHEV。
こちらは、ハイブリッドと言ってもモーターが主体。
なので、車内にはAC100Vコンセントが付いており、いざとなったらバッテリーとして仕様が可能です。
低速での走りはモーターが主体。高速になると効率の良いエンジンに切り替わるというものです。
エンジンはバッテリーを充電するためのものという位置付けですね。
ですが、車自体は無骨な感じで、あまり新しさは感じませんでした。
フォルクスワーゲン・ゴルフ。
ゴルフと言えばGTI のグレードは気になるところ。
ですので、GTI に試乗しました。
しっかりした造りと居住性、そしてアクセルを踏んだ時のスポーティーな走りは、普通のユーザーなら文句は無いでしょう。
ベースグレードと比較はしていませんが、GTI にしておけば間違いは無いはず。
ボルボ V40 です。
直4 モデルと、直5モデルの両方準備されており、まずは直4搭載の T4から試乗。
1.6L ながらも全くと言っていいほど、走りに不満はありません。
コストパフォーマンスを考えるなら、ベストチョイスかも?
次に直5エンジン搭載の T5 に試乗。
これは・・・T4 で不満は無いと言いましたが、このスムーズに吹け上がるエンジンは更に魅力的です。
この2台を駆使した営業戦術にも興味津々です。
ホンダ・フィット。
ハイブリッドと、ガソリンエンジンがラインナップ。
ノミネート車の半分がハイブリッドなので、こちらは6MT のRSに試乗。
3ペダルは何故かホッとさせてくれます。
軽やかに吹け上がるエンジンとMTの組合せは、運転する楽しさを思い出させてくれます。
試乗した車はクラッチがちょっと軽い感じがしましたが、アフターパーツが出てくると更に楽しめそうです。
「若人よ、こういう車に乗れ!」と叫びたくなります。
マツダ・アテンザ。
昨年マツダは、CX-5 で日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝きましたが、今年はこの車。
試乗したのは、ディーゼルエンジン+6MT。
試乗車に1台だけMT搭載車があったのですが、人気でいつも出払っていました。
いざ運転してみると、ディーゼルとは思えないくらいの吹け上がり。
5000回転くらいまでは軽く回ります。
このディーゼルエンジンの進化系を期待したいです。
MINI ペースマンです。
MINI もいろいろな車種を登場させますが、エンジンや内装には新鮮さを感じなくなっているのは、自分の感性が鈍っているせいでしょうか?
全体的に重たい感じがしましたが、それまで試乗してきた車との比較でそう感じたのかもしれません。
メルセデス・ベンツ Sクラスです。
今回の10ベストカーの中では、唯一1000万円越えの車です。
ハイブリッドもラインナップされ、それを試乗しました。
まずは、ゴージャスな内装。非日常を感じさせます。
静かだし、スムーズだし、これ以上何を求めるのか?といった車です。
はい、もう有名になり過ぎたくらいのクラウンです。
ピンククラウンの内装です。
ピンククラウンは試乗させてくれないので、同じアスリートに試乗。
2.5L のイブリッドです。
いつかはクラウン・・・という人にはお薦めです。
さて最後は・・・この車。
あ、こっちです。フィアット・パンダです。
わざと最後に残していたわけではなく、0.9Lツインエアは試乗したことがあったので、「時間切れの場合はいいか」と思っていました。
が、乗ってよかった!
とにかく面白い。500 のツインエアよりこっちの方が面白いんじゃないの?って感じです。
ということで、10ベストカー一気乗りのレポートでした。
日本カー・オブ・ザ・イヤーの発表は、11月23日に東京モーターショーの特設会場です。
それまで、自分が選考委員になったつもりで考えるのも面白いかも?