既に、
Carcle Press Release ! にてアナウンスさせていただきましたが、
第1回CACAZAN 出石尚仁個展へ足を運びましたのでご報告いたします。
この個展は出石氏にとっても初めての試みで、本日(10月24日)から27日(月)までの4日間、東京都渋谷区の代官山エリアにある一室で開催されています。
GLOVE IS ARTS と題されたこの個展は、グローブがアートであることを静かに物語っています。
最高級のディアスキンは、そのままでアートです。
展示されている作品は、「一針入魂」で造り上げられた芸術品でもあり、機能を追求された製品でもあります。
ドライビング・グローブのみならず一般の手袋も秀逸なのは、日本の職人ならではの技です。
現在、既製品の手袋の場合、国内で製造されることはほとんどありません。
もちろんコストダウンは大きな課題ですから、それはそれで世の中の流れでしょう。
でも、そのような手袋を購入して、いまいち満足感が得られないと感じている方は少なくないのではないでしょうか?
出石氏にお話を伺いました。
この草臥れたグローブは、CACAZAN の原点ともいえる製品。
アメリカ製のバイク用グローブですが、親指の部分に縫い目がありません。
これがバイク乗りにとってはとてもいい感じで、同じようなグローブの製作を依頼されたのがきっかけだったとのこと。
ディアスキンを用いるのは、それが機能的にも強度的にもグローブにぴったりだから。
鹿革(ディアスキン)は、日本古来から甲冑などに用いられており、これが朽ち果てずに現存しているのは鹿革の強さの証拠だそうです。
ちなみに、剣道の小手にも用いられているらしい。
こちらは現在のバイク用グローブです。
もちろん、防寒に加え機能性を考慮したグローブです。
フルフィンガーのドライビング・グローブに手を通してみました。
手を通して感じるのは、指のフィット感の素晴らしさです。
出石氏曰く、「特に指先の感覚を重視している」とのこと。
既製品は、指の部分は長めに作られているらく、それは短いとクレームの対象になるからリスク回避のために長めにしているとのこと。
なるほど、そういうことだったのか!
このグローブなら、このままカーナビのタッチパネルの操作も可能。
こちらは、ハーフフィンガータイプです。
もちろん、フィット感は秀逸です。
CACAZAN の製品は、既製品でこのフィット感ですから、オーダーメイドで製作したらどんなフィット感になるのか気になって仕方がありません(笑)。
もちろんレディース用ドライビンググローブもあります。
お時間のある方は、ここへ足を運びこのグローブに手を通してみることをお勧めします。
匠の世界を感じることができるはずです。
◆開催日 :2014年10月24日(金)~27日(月)
◆開催時間:11:00~20:00(最終日は16:30終了)
◆入場料 :無料
◆開催場所:Space K (東京都渋谷区猿楽町25-1 エディ代官山201)
◆アクセス:地図は
こちらをどうぞ
◆おまけ
東急東横線代官山駅、エディ代官山外観、展示場入口