ハイドロ・・・と言えばシトロエンの代名詞のようなものですが、ご存じのように現行のC5で生産は終了。
その FINAL EDITION に試乗する機会がありましたので、ご報告いたします。
FINAL EDITIONに設定されているのは、セダンとツアラーと呼ばれるステーションワゴン。
今回はそのツアラーに試乗しました。
まずはエクステリアから。
フロントオーバーハング・デザインによる伸びのある独特なエクステリアデザインは、シトロエンの伝統を継承しながら現代にマッチしています。
そしてステーションワゴンにもかかわらず、C5ならではのデザインを損ねていないところがシトロンの成せる技のようです。
ラゲッジスペースは、必要にして十分。
これ一台で、いろいろな用途に適用できそうです。
インテリアは、シックながらもお洒落なレザーシート。
ステアリングは、そう、シトロエン伝統のセンターフィックスステアリングを採用。
実際に試乗に出かけます。
高速道路と一般道を走行しましたが、やはりハイドロ(ハイドラクティブⅢプラス)の乗り心地は秀逸です。
路面の繋ぎ目をしなやかに往なしながら走行する様は、高級車の一員であることを裏付けています。
SPORTモードにすると、サスペンションは固めになりますが、全くと言って嫌みはありません。
おおよそ他のシトロエンと同等と考えていいレベルかもしれません。
明るく開放感のあるサンルーフと相まって、ドライブが楽しく感じます。
やはり、シトロエン with ハイドロが心にゆとりをもたらしてくれているようです。
搭載される、4気筒1.6L DOHCツインスクロールエンジンと6速ATとの相性がいいのは、既に証明されている通り。
シロトエン C5、残念ながら終焉を迎えていますが、この伝統は必ず次の世代に受け継がれていくことを願ってやみません。
【シトロエン C5 公式ホームページ】
http://www.citroen.jp/#/products/c5/