2025 WRC第8戦ラリーエストニアが開催された。
現在、WRC2でポイントリーダーのオリバーソルベルグがGRヤリスラリー1でスポット参戦。
初日から首位を譲ることなく見事WRC総合優勝を達成した。
彼の父である2003年のチャンピオン、ペターソルベルグの最後の勝利から約20年。
史上3番目の若さで掴んだ勝利はロバンぺラファミリーに続き史上2組目の親子ウィナーが誕生した。
そして、トヨタのWRC通算100勝目となった。
©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool
2022年末にヒョンデを放出された後は戦いの舞台をWRC2に移していた。
今期よりGRヤリスラリー2にマシンをチェンジ。既に3勝をあげる活躍をみせている。
若手ドライバーにトップカテゴリー挑戦のチャンスを提供するというTGRの取り組みにより、今回初めてGR YARIS Rally1で出場するチャンスを得た。スポット参戦ながら13回目の最高峰クラス挑戦で見事初優勝を達成した。
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2位はヒョンデのタナック。地元エストニアの大応援を受けマシンを確実にゴールまで運び、総合2位でラリーを終えた。
今回の2位によりドライバー選手権でトップに浮上。次戦フィンランドでの更なるポイント獲得を目指す。
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そして、3位はヒョンデのヌービル。ペナルティを受けるもトヨタ勢の追撃を振り切りポディウムに戻ってきた。
優勝のソルベルグはトヨタ・ガズー・レーシングWRT2からのエントリーのため、ワークスチームのマニファクチャラー選手権のポイントには加算されない。2-3フィニッシュのヒョンデがトヨタワークスに対してマニファクチャラーポイントも詰めることに成功した。
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勝田貴元はトラブルを抱えた車両を労わりながら懸命な走行を続けたが、最終パワーステージを前にリタイアという悔しい結果に終わった。
©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

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次戦は7月31日〜8月3日、ラリーフィンランド。
TGR-WRTにとっては地元ラリーとなる。