FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2025 は競技2日目までを走り終えてトヨタのセバスチャン・オジエが総合トップ。総合2位に地元でWRC初優勝を狙う勝田貴元が僅差で追う展開となっている。
©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool
Day1
SS1
Kuragaike Park SSS:2.75km
Stage Winner:Kalle ROVANPERÄ (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
ラリージャパン2025のオープニングステージ。
2023-2024年はシェイクダウン専用ステージだったが2022以来のSSが設定された。
午前中にシェイクダウンを行い、夕方に全く同じルートでSSを行う。
コースは鞍ヶ池公園の南側から旧ドライブコースを抜けてギャラリーゾーンへと下っていき、
バスロータリーでドーナツターンをして若草山を駆け上る短いながらもバラエティに富んだレイアウトになっている。
ここでは今シーズン限りでWRCを去るロバンぺラがトップタイムをマーク。
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Day2
SS1、ウェルカムショーを終え、ラリーはいよいよ本格的なスタートを迎える。
午前中に3SS、午後にサービスを挟み、午前と同じステージをループする計6SSで行われる。
SS2
Inabu/Shitara1:17.08km
Stage Winner:Sébastien OGIER (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
Day2のオープニングを飾るのは4年連続の採用となった稲武設楽ステージ。
スタート地点は昨年より西側に移動し2kmほど短くなったがそれでも17km以上のロングステージとなっている。
黒田川に架かる橋をシケインとして利用するのもユニークなポイント。
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SS3
Shinshiro 1:17.41 km
Stage Winner:Takamoto KATSUTA (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
愛郷から作手へ向かう17.41kmのステージ。
前半の6kmまではダウンヒル。その後はアップダウンがありつつも一気に山を上るヒルクライム中心のコース設定。
観戦ポイントも増設され、エリアによっては飲食ブースエリアも設置され観戦しやすい環境となっている。
このステージでWRC初優勝を狙う地元の勝田がステージウィンを飾った。
M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAM Joshua MCERLEAN のクラッシュにより赤旗中断となり走行前の選手はSSキャンセル。
う回路への走行が指示され、36号車に11:14.7、38・40・41・42・43・45・48・46の各選手には12:00.0のタイムが与えられた。
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SS4
Isegami's Tunnel 1:19.66 km
Stage Winner:Elfyn EVANS (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
旧伊勢神トンネルを走る愛知・岐阜開催のラリージャパン名物ステージのひとつ。
観戦ポイントは旭高原元気村に設定されハイスピードで駆け抜けるラリーカーの姿を楽しめる。
SS3でリヤをヒットしたロバンぺラはこのステージだけでも2分以上のタイムロスで順位を大きく下げてしまった。
©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool
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SS5
Isegami's Tunnel 2:19.66 km
Stage Winner:Sébastien OGIER (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
サービスを挟んで1本目のステージ。ロバンぺラはマシン修復が間に合い午後に挑めることになった。
午前よりはドライに近い状況で各車ペースアップ。優勝争いは僅差での戦いが続いている。
SS6
Inabu/Shitara2:17.08km
Stage Winner:Sébastien OGIER (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
ループステージ2本目。1本目に続き、オジエがステージウィン。
勝田もオジエから3.2秒ほど遅れるも総合2位をキープ。
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SS7
Shinshiro 2:17.41 km
Stage Winner:Elfyn EVANS (TOYOTA GAZOO RACING WRT)
Day2最後のステージ。日が傾きライトポッドを装着してSSに挑んでいった。
トップ4が0.3秒差という大接戦の中、ステージウィンはエバンスで本日2回目。
また、SS7までの走行を終え勝田は総合2番手につけている。
©Rally Japan
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ラリー2は今シーズンのチャンピオン、オリバーソルベルグが首位。
今回はWRC2へのエントリーはしていないため、WRC2の首位は
TOYOTA ESPAÑAのアレハンドロカチョンとなっている。
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Day3は新設の小原SSを皮切りに恵那、笠置山の3SSを2走する6SSを走り終えた後、豊田市SSSを迎える。