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witten by いーさん
世界中
うんうんする
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マスタング、XKR-Sときて、小生が3台目にご紹介するのは、マセラティ グランツーリズモ スポーツだ。

07年の春にジュネーブで発表され、クワトロポルテと共に近年のマセラティ復活に貢献した2ドアクーペのグランツーリズモシリーズは欧州を中心に世界50ヶ国に輸出されてバリエーションも豊富に設定されている。

その最新モデル「マセラティ グラントゥーリズモ スポーツ」に オートマチックとセミオートマチックの2タイプが設定され、今回試乗の機会を得る事が出来た。


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グランツーリズモ スポーツの心臓部である4.7リッター V8エンジンの最高出力は、ベースモデルの「マセラティ グラントゥーリズモ S」に対してチューンアップにより10psプラスの460psを発揮し、セミオートマチック仕様はマセラティのロードカー史上としては最速の300km/hを達成した。
 
昨年の11月下旬から日本国内でもデリバリーが開始され、限られた幸せなオーナーは既にその進化を既に味わっている事と思う。
 
さて、今回の試乗車はグランツーリズモ スポーツ MCシフトで、セミオートマを備えた試乗車だ。
 
色々と語りたいことはあるが、何はともあれ自分が感じたことを存分に伝えたい。


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試乗車はブル ソフィスティカートという新しくリリースされた深い海を思わせるブルーで、曇天の試乗会当日でもその美しさは失われていなかった。
 
どちらかというと、晴天の下よりも深みの増したブルーを美しく感じてしまうのは自分だけであろうか。

マセラティとピニンファリーナの関係はフェラーリよりも古く1947年から続いており、1950年代のマセラティ A6Gの流れを汲む大きなフロントグリル、低く構えたスタイリングはさすがピニンファリーナフィニッシュといったところ。
 
個性的なフロントとリアのデザインは視界のはしをかすめただけでも何かを気づかせるものがある。

編集部員2人で試乗に臨んだために、まずはナビシートに潜り込んだ。


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ドアを開けると、ブルーのアルカンタラがふんだんに使用されたダッシュボードが視界に飛び込んでくる。

そして上質なレザーとアルカンタラの新型スポーツシートに収まれば、それはもう車好きならずともその妖艶且つ、高揚感を与える上質な「エロさ」に参ってしまいそうだ。
 
身震いしてしまいそうな自分を乗せて編集部員がハンドルを握るグランツーリズモは走り出した。


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ホテルエリア内を移動しただけだが、五臓六腑にしみこんでくるようなエグゾーストノートが耳に入って来る。
 
早く自分でステアリングを握りたい!早くアクセルを踏み込みたい!と、子供のように待ちきれない衝動を抱える羽目になってしまった。なんとも大人気ない(苦笑)
 
自分がステアリングを握るのはもう少し先だ。


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西湖バイパス途中の西湖パーキングエリアにてとうとう交代だ。
 
ドライバーズシートにすわり、緊張と共にアルミ削りだしのアクセルに乗せた右足に力を入れる。
 
自分でも、ニンマリとしてしまうのが分かってしまうほどの高揚感。
 
「雨が降っている。少しセーブしてアクセルを踏まなければ」と心に刻み、西湖バイパスへとハンドルを切る。
 
見切りの悪い右サイド、後続車に気を付けながら合流から加速、パワフルな4.7リッター V8エンジンは、猛然と車体を前に突き出していく。


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ハンドルを握る手のひらにも力が入る。
 
迫力たっぷりのエキゾーストノートがキャビンに響き渡り、高揚感はリミッターを越えていく。
 
アクセルのレスポンスもよく、欲望のままに、さらにアクセルをグイッと踏み込む。
 
4,000回転をオーバーしたあたりからの加速力はとてもステキだ。


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そして高回転域に近づくほど、エキゾーストノートの快音は最高の音色を奏でてくれた。
 
同方向へ走る先行車をあっと言う間に抜き去り、遥か彼方へ追いやるパワーと官能的なサウンド、ドライバーを包み込む上質な空間。

これならどんな天気でも最高のドライブ日和だ。

言い過ぎに聞こえるかもしれないが、マセラティ グランツーリズモ 自分で手に入れる事は今は無理だが、人生の目標が一つ増えたような気がする。

 
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1914年にイタリアのボローニャにて創業、既に創業100周年を目前に控えた長い歴史を持つマセラティ。
 
マセラティが世に解き放つ車達はレーシングカー・ロードカーどちらも美しいボディデザインが魅力であり、今、手にすることの出来るプロダクト達は妖艶なインテリアも併せ持つ。
 
「グラントゥーリズモ」のラインアップは、「グラントゥーリズモ スポーツ」「グラントゥーリズモ」「マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」の3モデル体制。
 
車両本体価格は、MCオートシフト(オートマチック)が17,500,000円、MCシフト(セミオートマチック)が18,000,000 円(各税込)だが、それだけの価値は必ずあると伝えたい。


車が好きな諸兄は、もし機会に恵まれたならば必ずこの車を体験してみるといい。

きっとこのイタリアンV8の虜になってしまう事を予言させて頂こう。
 

マセラティ グランツーリズモ スポーツ MCシフト 主要諸元
全長×全幅×全高:4855×1915×1355mm
ホイールベース:2940mm
車両重量:1920kg
駆動方式:後輪駆動(FR)
エンジン種類:V型8気筒DOHC
総排気量:4691cc
最高出力:460ps(338kw)/7000rpm
最大トルク:520Nm/4750rpm
トランスミッション:セミAT(前進6段後進1段)
燃料:無鉛プレミアムガソリン
全国希望小売価格:1800万円『消費税込』

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February 14,2013 Thu  |  未分類
 

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