東京モーターショーのレポートは如何でしたでしょうか。
前々回の東京モーターショーまではどちらかというとメインは外国勢で、集客も外国頼りの面があったと思いますが、前回のリーマンショック以降、日本に市場的価値が薄れて出展が減って、逆に日本勢が何とかしないといけないという自覚が生まれた、今回はその記念すべき1回目となったのではないかと思います。
今回トヨタ自動車のスバルと共同開発でスポーツカーを発表したり、ドラえもんという誰もが知ってるキャラクターを使ってより分かり易く、面白く、しきいを低くしてこれまで車に興味の無かった層へのプロモーションはすごく上手で、クルマ好きとしてはトヨタさんよくぞやってくれましたと嬉しくなりましたし、日本のリーダーとしてこの業界を引っぱっていこうという意思を感じ、とても好感が持てました。
やっぱり車にはドリーム感が無いといけないと思います。これまでの「カッコよく」「速い」クルマが頂点にあったヒエラルキーから、「エコ」「電気」「燃費」「コンパクト」といったキーワードから分かるように、まさに日本が得意とするような分野が注目を浴びる時代への転換期にあると思います。
そういう意味に於いて、日本の車はこれからももっともっと夢が持てると思いますし、そこにぜひ「走る歓び」を忘れず、これからの世界の車業界をリードして、新たなドリームを実現していってもらいたいと思います。
皆さんも是非、東京モーターショーへ足を運んでみて下さい。