今年も残り2カ月を切り今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーが気になる今日この頃ですが、11月12日に富士スピードウェイで、10ベストカー試乗選考会とイヤーカー投票が行われました。
カーくる編集部でも早速取材に行ってまいりました。
まずは、日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考のプロセスを整理しておきます。
今年度の対象車は、2012年11月1日から2013年10月31日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれている乗用車となります。
その中から、一次選考により上位10車を日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考の候補車としてノミネートされます。
今回はそのノミネート車である、10ベストカーの試乗会とイヤーカーの投票となります。
投票につきましては、
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員によりなされます。
さて会場に目を移しますと、早朝からメーカーやインポーター関係者はブース設営に余念がありません。
各ブースとノミネー車のご紹介です。
トヨタは、クラウン(ロイヤル、アスリート、マジェスタ)がノミネートされました。
スバルはXVハイブリッド。
ボルボはV40。
フォルクスワーゲンからはゴルフ。
三菱自動車は、アウトランダーPHEV。
フィアット クライスラーはパンダです。
ホンダブースです。ノミネートは、フィットならびにフィット・ハイブリッド。
昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたマツダからは、アテンザ。
メルセデス・ベンツからは、Sクラス。
そして、MINI ペースマンです。
ブース設営と同時に、10ベストカーの撮影も進みます。
まずは、車のみの撮影から。
そして、代表者を入れた撮影です。
いつも絵になる、フィアット・クライスラーの広報部長。
日本カー・オブ・ザ・イヤーのサインボードを中心に対象車を並べ直します。
ちなみに、並べる順番はクジ引きだそうです。
朝のミーティング。実行委員長の挨拶から。
そして関係者の集合写真です。笑顔の中にも、気合と緊張が見え隠れします。
早速、試乗に出かける選考委員たち。
今回の試乗コースは、富士スピードウェイの周回路となっています。
一日中試乗会は続き、午後からは富士スピードウェイのプレスルームにおいて投票が行われます。
投票のルールは、選考委員一人の持ち点が25点で、それを10ベストカーの上位5台に割り振ります。
ただし、必ず最高点の10点を1台の車に割り当てなければいけません。
その他は、10点未満で好きに割り振ります。
緊張感のある投票所です。
選考基準については、「選考委員は対象車についてコンセプト、デザイン、性能、品質、安全性、環境負荷、コストパフォーマンス等を総合的に評価して選考する。」となっていますが、かなり悩むことになることは間違いありません。
昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの開票で、とある選考委員が、「投票は胃が痛くなる思い」とおっしゃっていたのも頷けます。
さあ、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠はどの車に?
最終選考会と表彰式は、11月23日、東京モーターショーの特設会場で行われます。
今回の10ベストカーの試乗インプレッションは、別途ご報告いたしますので楽しみにしてくださいね。