5月31日~6月1日にかけて、首都圏では
ラリー東京横浜2014が開催されました。
このラリーは、昨年開催されたラリー日本2013 in Y154 を、新たなネーミングで継承したものです。
5月31日の朝、既に真夏の様相の靖國神社。
参道に集いしは、80台の精鋭たち。
その選ばれし精鋭たちは、1974年末までにこの世に生を受けた車です。
もちろん、日本のナンバープレートを取得して、日本の公道を走ることができるのが必要最小限の条件です。
あとは、その車にどれだけ愛情を注ぎこむことができたかが出場の条件でしょうか。
参加者は、発走を前に愛車の点検やコースのチェックに余念がありません。
出発前に事務局からは注意事項の再確認が行われます。
靖國神社を出発し、一般公道を走り、アクアラインを通って千葉県へ渡り、袖ケ浦サーキットへ。
そして、横浜の山下埠頭までが1日目。
2日目は、三浦半島を一周し、ゴールの山下埠頭へというのがコースです。
出発前に、参加者全員で記念撮影。
エントリーゼッケン番号順に、スタート地点でお祓いを受けてからスタート。
日本の伝統と近代の芸術品、そして現代の人々が融合した素敵なスタートとなりました。
ゼッケン順と行きたいところですが、出発前になってトラブル発生のマツダ・ファミリアプレスト。
初期のロータリーエンジンはやはり辛いか?
と思ったら、何とかエントリーの2台とも出発!
誇らしげなドライバーとコドライバー。
スーパーカーは、走る姿は更にかっこいいです。
1970年代製造車は新しい部類ですので、最後の方の出走です。
憧れの車を目にして、このようなイベントに参加できる方々を羨ましく感じることがありますが、クラシックカーのイベントの最大の目的は、一般の人々に、古き良き文化、職人が心を込めて造り上げた製品の美しさに気付いてもらうことではないでしょうか。
残念ながらわが国では、古い車を捨てカタログ値の良い車に買い替えることをエコと称していますが、いいものを永く使うということもエコであることにみんなが気付いてくれる日がやって来ることを願ってやみません。