AutoCielさんと言えば一部のシトロエンオーナーさんには既に有名なお店ですが、1周年を迎えたということで先日取材に伺いました。
名古屋市中川区の閑静な通りにあるお店は、ひと目でそれと分かる外観になっています。
名古屋中心街からのアクセスも良く、駐車スペースもあるのでお仲間連れで来る人もたくさん居るとのこと。
お店に入るなり玄関部分にシトロエンのエンブレム「ダブル・シェブロン」が刻まれていて、嬉しくなります。
他にも随所に拘りをもって作られているお店の中を、ご紹介していきましょう。
まず建物の中に入ると「わぁー!」と感嘆してしまうくらい、素敵な空間が広がります。とても無機質な倉庫を改造したものとは思えないくらい、木材をふんだんに使った暖かみのある店内となったいました。
剥き出しの内装と木材を上手に組み合わせてお洒落に仕上げるのはセンスがないと出来ないことですよね。
お店をオープンした際にお客さまから贈られたという看板がとっても素敵で、お店の中を彩るアイコンになっています。
取材時はこの2台が鎮座し、売り物でありながら、素敵なお店を構成する一要素として成り立っていました。
2CVの特徴の一つ、ハンモックシートに初めて座らせていただきましたが、今までどの車でも感じたことのない柔らかい座り心地で車とは思えませんでした。こちらの2CVは50年以上も前の年式とのことでしたが、他に類を見ないデザイン、シンプルな構造、独特の乗り心地、どれをとっても興味深く、多くの人が2CVに惹かれ、乗り続けることの意味が少しだけ分かった気がしました。
まるでカフェのメニューようなボードには取り扱い中の中古車情報が掲載されていす。
小物の充実ぶりにも目を見張るものがありました。
上の3枚の写真はオーナーの片岡さんが自らの嗜好で集めたコレクションの数々。(非売品)
いずれもセンスの塊のようなものばかりで、シトロエン好き、フランス好き、車好きにはとっても嬉しい場所ですね。実際、沢山のお客様がここで時間を過ごすためだけに訪れるそうです。
片岡さんご自身はバイクもお好きだとのことで、お店の一画には私物のDUCATIも展示。
画になりますね。
余談ですが、タイルの向うはお手洗いになっており、実はそこに一番のコストをかけているとのこと。奥様など、お連れの女性がまた来ても良いと思わせる工夫がそこにはありました。
スロットカーにも造詣が深く、よくAutoCielさんのFacebookで組立などの工程をアップされています。
オーナーの片岡さん曰く、勤め人だった頃と比べ、確かに大変なことは多いけど、楽しく、心は穏やかだとおっしゃっていました。
好きなものに囲まれて、それが仕事に出来ることの充実感をそこに感じましたし、その雰囲気とお店の居心地の良さに沢山のシトロエン好き、車好きが集まる、まさに大人の秘密基地がそこにはありました。
ぜひ皆さんもいちど遊びに出かけてみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
AutoCiel
愛知県 名古屋市中川区馬手町2丁目10番地