やっと秋らしく気温が下がり、バイクや愛車でお出かけするには最高の季節になってきた。
10月22日(土)、秋晴れとなった最高の休日。
カーくる編集部は名古屋市内にある
スパイスレンタカーさんからPTクルーザー・カブリオをお借りして、テストドライブに出かける機会を得た。
“日本一楽しいレンタカー”と公言するスパイスレンタカーさんのPTクルーザー・カブリオは、デザインコンシャスこの上なく、見た目に楽しい車であることは皆さんもご存知の通りだ。
さて、どこへ行こうか?山へ?海へ?はたまたグルメドライブか?と考えた末に思いついたのが、ただのドライブではなく、このPTクルーザー・カブリオでイベントに参加してしまおう!という企画だった。
いや待て、車がPTクルーザー、しかもカブリオであれば、これまた普通のイベントでは面白くない。
そして目立ちすぎる(笑)
では、バイクやクルマをエレガントに楽しむ、「大人のためのモータースタイル」を提案し続けているMotorimoda/モトーリモーダの初の全店合同イベントである
Motorimoda DAYSに参加しようではないか!
このファニーなフェイスを持つPTクルーザー・カブリオの試乗記と共にイベントのレポートもしてしまおう!という、カーくる編集部としては一度で二度美味しいツーリングのレポートをお送りしたい。
まずは、今回の試乗車であるPTクルーザー・カブリオ(以下:カブリオ)という車のことを簡単に説明させていただくと、この個性的なフェイスのセダンモデルは2000年に日本国内で販売開始された。
続いて2004年にコンバーチブルモデルが追加されると、その個性的なスタイリングがさらに際立ち、瞬く間に人気を得る事となった。
コンバーチブルにはセダンよりも大きな2.4リッター直列4気筒エンジン・4速ATが搭載されている。
最高出力143ps/5200rpm、最大トルク21.8kgm/4000rpmの実力を持つだけあって、1500kgを超えるボディに対しても十分なパワーだ。ただ、4速ATはCVT・6段・7段が当たり前の今となってはどうしても段数不足を感じてしまう。
このPTクルーザーは個性的なスタイリングゆえファンも多かったが、惜しまれながらも2010年には生産終了と共に販売を終了している。
さすがに最近では街中で見る機会を失いつつあるが、いやいやどうして。このデザインは販売当時からかなり目立っていた為に、今でも日本人の脳裏に焼きついている。
そう。PTクルーザーを見れば、「おっ!PTクルーザーじゃん!」と思ってしまうのだ。無論、今回のツーリング中でも、すれ違う車の皆さんから熱い視線を浴びたのは言うまでもない。
是非、このPTクルーザーをお洒落に乗りこなしてくれる人、気軽にオープンエアドライブを楽しみたい方に是非レンタルしてほしい。
さて、そんなファニーなフェイスを持つカブリオで早朝から向かったのは中央道 恵那峡SAだ。
10月に入り、朝夕の気温が下がってきた。高速でオープンにするとちょっと寒さを感じるが、サイドのウィンドウを上げれば室内への風の巻き込みも最小限で、ヒーターを入れればそれほど気にはならない。
朝:7時半、恵那峡SAに到着するとモトーリモーダのユーザーと思われるバイクや車のオーナーが続々と到着してきていた。
今回のモトーリモーダのイベントの開催地は長野県
八ヶ岳自然文化園だ。
ツーリングには最高の季節に、各地からオーナーが一堂に会し、八ヶ岳の自然の中でコミュニケーションを図るという最高のイベント内容となっている。
まずは、モトーリモーダ名古屋店の顧客を中心とした参加者のツーリング(バイク約25台、自動車4台程)がこの恵那峡SAから始まる。カーくる編集部もこちらの仲間に入れていただいた。
目的地に向けて登坂区間の多い中央道だが、動力性能ではとてもかなわないフェラーリはともかく、バイクの皆さんとはカブリオで楽しいツーリングとなった。
アクセルを踏み込めばカブリオはグイグイと加速していく。登りの追い越しの場面などではもう少しパワーが欲しいと思うが、それ以外の場面で力不足を感じることは無かった。
走りは?というと、腰高なボディの為にどうしてもロールは大きめ。シートのサポートも十分ではないが、そこはそれ、車のキャラクターから言えばサポートがもっと必要と思える走りは似合わないのだ。
高速道路では左レーンキープで、鼻歌交じりにゆったり流すのがカブリオには似合う。
カーくる編集部もバイクと一緒のツーリングは初めての経験だ。
今までは自動車ばかりのツーリングであったが、バイクと車のミックスツーリングもこれはこれで楽しい!
途中、駒ケ岳SAでも休憩をいれ、中央道を諏訪南ICまでゆっくりと流して北上。
ドゥカティやノートン、MVアグスタ、ハーレーダビッドソンなど、様々なバイクとのツーリングは新鮮な感覚だ。
今回はモトーリモーダ名古屋店のツーリングのお仲間に入れていただいたが、やはり顔見知りの参加者が多く、皆さん和やかな雰囲気。
高速道路から見える景色は秋の様相で山々は徐々に色付きつつあり、今月末から来月には紅葉狩りのハイシーズンになるだろう。
諏訪南ICで高速から下り、イベント会場まで八ヶ岳の斜面を登ってゆく。すがすがしい空気と澄み渡った空。高原特有のヒヤッとした空気に迎えられ、最高に気持ちがいい!
これほどカブリオレをお借りしてよかったと思えるタイミングはない。
白樺の木の林を抜けてイベントの会場に到着すると、広い芝生の広場に多くのバイクと車が集まっていた。
目に飛び込んできた会場の様子・風景は、編集部メンバーの心躍らせるに十分なものだった。
色とりどりのビンテージバイクから最新の輸入・国産バイク。コブラやケーターハム、ポルシェといった拘りの希少車まで!
木々の梢の間から差し込む日差しにキラキラと輝くバイクや車たちは本当に美しい。
いち早く会場入りしたオーナーは、モトーリモーダスタッフの淹れる温かなコーヒーや軽食のドーナツをほおばりながらオーナー同士歓談を楽しんでいた。
もちろん、他の参加者の愛車にも興味津々で、気になるバイクや車を眺めてはオーナー同士の情報交換を楽しんでいる。
バイクや車好きにとってはこうした時間がなによりも重要なのだ。
今回のイベントでは、モトーリモーダ代表の岡林氏とバイク女子タレントの
桜井未来さんによるトークショーやプレゼント抽選会が行われた。
プレゼント抽選会にはモトーリモーダで取り扱いのアイテムがたくさん用意された。
ゲストの桜井さんが引くクジに参加者が一喜一憂し、運の良い参加者は様々な拘りのアイテムを持って帰ることとなった。
最近話題になっているヘルメットと頭部のクリアランスをとる
airhead/エアーヘッド や
MOMO DESIGN/モモデザインのヘルメットなどなど、購入すれば高額なアイテムも多く、当選された皆さんは大喜びだ。
ハイセンスで拘りのあるライディングアイテム、ドライビングアイテムを身につけた参加者が多かったモトーリモーダのイベント会場は大変華やかで、ファッショナブルだった。
バイクや自動車のオーナーが集まるイベントは数あれど、Motorimoda DAYSほどお洒落なイベントはそれほど多くはないだろう。
抽選会後、集合写真を撮影してイベントは終了。各自のタイミングで会場を後にすることとなった。
また、イベント参加者の一部はモトーリモーダが用意したイベントのアフターツーリングとして清里の
清泉寮へ向かうことに。
バイクのメーカーや車種も様々、そしてライダーの皆さんのいでたちも様々で本当に華やか!
またそれぞれにキマッていて本当にカッコいい!
そしてカーくる編集部も清泉寮まで同行させて頂き、無論、ミルクの香りと濃厚な舌触り、優しい甘さが広がるソフトクリームを堪能することに。
やはりツーリングにはこうした美味しいグルメが欠かせない!
そして編集部は清泉寮でモトーリモーダのイベント参加者の皆さんとはお別れし、名古屋に向かって岐路に着く。ここからは単独ツーリングだ。
ただ、せっかくここまで来たのだからまだまだ寄らねばならないグルメスポットがある!
中央自動車道 諏訪インターを出てすぐ右手にある
おぎのや諏訪インター店だ。
約60年前に駅弁として「峠の釜めし」を販売しはじめ、今では多くの観光客がこの「峠の釜めし」を目当てにここに立ち寄る。
しっかりと味のしみた鶏肉やごぼう、しいたけ、筍とご飯を一緒にかき込めば・・・これがもう絶品!
長年の歴史の中で完成された釜めしの味は侮れない美味しさだ。
おぎのやの店内ではイートインも可能で、お持ち帰りと選ぶことが出来る。
是非、諏訪湖方面へツーリングの際にはおぎのやの釜めしを試すことを編集部はお勧めしたい。
信州といえば蕎麦が有名だが、釜めしもGOODだ!
【ツーリング後記】
今回はPTクルーザー・カブリオという個性的な車をお借りしてモトーリモーダのイベントに参加した。
PTクルーザーという車自体が大変に個性的なデザインで心躍る。しかもオープンボディということで非日常感はかなりのものだ。
高速とワインディングを中心にドライブしたが、スポーツ走行ではなく、観光プラスアルファで走るには十分は性能だった。しかも、車室内はよく設計されておりゆったりとした設計になっている。後部座席の足元も十分確保されていて、大人4人の乗車もまったく問題ない。
たまの休日には、ワンボックスやセダン、エコカーではなく、PTクルーザー・カブリオをレンタルして出かけてみてはどうだろうか。きっといつもとは違う家族の笑顔が見られるはず。
モトーリモーダのイベントは、強力な晴れ男が運営サイドにいるに違いない。
もともとの予報は下り気味だったにもかかわらず、イベント当日は暑すぎもせず、寒すぎもしない最高のイベント日和となった。ある意味ウラヤマしすぎる。
各地に直営店、フランチャイズ加盟店を持つモトーリモーダ。
今後も多くのバイク好き、車好きの心を掴んで放さないアイテムを紹介し続けて欲しいと思う。
無論、カーくる編集部としても、そのアイテムをいち早く皆さんに紹介し続けていくことをお約束したい。
【取材協力】
Motorimoda : http://www.motorimoda.com/index.html
スパイスレンタカー : http://spice123.jp/CarRental/application/index/index/2/1
PTクルーザー・カブリオ:PHOTO