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OZ Racing イタリア取材 第3部 工場・ミュージアム見学

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OZイタリア現地取材の初日。第3部は工場見学とミュージアム見学です。

工場見学では、普段入ることの出来ない工場の裏側、ホイールが出来るまでの工程をご紹介します。

ミュージアム見学では、2006年にOZの創業35周年を記念して開設されたミュージアムを動画や写真と共にご紹介します。


工場見学

高性能ホイールの製造工程に迫る

まずは原料の塊を溶解炉で溶かす工程です。

OZホイールの原料はマグネシウムとアルミ合金です。

競技用はマグネシウムとアルミ合金、アフターマーケットではアルミ合金のみと用途に合わせて原料が変わります。
 
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大きな溶解炉が3つフル稼働しています。
 
特別に溶解炉の扉が開くところを見ることが出来ましたので、動画と併せてご覧下さい。





次の工程ではこのドロドロに溶けた原料を型に流し込んでホイールの形を作っていきます。

OZでは低圧鋳造という、炉中に差し込んだパイプから素材を吸引し、金型に充填させるという鋳造法の技術を使っています。

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鋳造機に流し込んだ後は空気または水で冷却して固めていきますが、この時の冷却時間もホイールによって異なります。

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革新的技術『フローフォーミング製法』

OZホイールの中でも特にハイパフォーマンスな製品は、『フローフォーミング製法』によってハイパフォーマンス・スポーツモデルへと仕上がります。

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フローフォーミング製法の手法絵図と伸ばす前と伸ばされた後の模型です。

リム部のアルミ分子組織を均一に引き伸ばすことで、半分ほどの薄さになっていることがわかります。

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高回転させながら熱を加えることで、鍛造ホイールと同様の強度や剛性、対衝撃性などの高度なホイールに仕上がります。

さらにリム部を薄く引き伸ばすことによる軽量化でスポーツパフォーマンスを高めています。


世界最高レベルの鍛造技術

OZは、鍛造ホイールの生産にも力を入れています。

現地で丁度生産されていたホイールは、BMWアルピナ純正やフェラーリのOES用などがありました。

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OZのホイールは全ての商品がTUV認定(消費者に対して品質と安全を保証した証となる、世界で最も高い評価を受けている認定の1つ)を受けていますが、それ以外でも社内だけで決められた試験や品質チェックがいくつもあり、外観や品質、力学的な部分を含めケミカルやX線などのテストをしています。

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例えばこちらはホイールにX線を照射して内部の状態を確認している場面です。


画期的な実験システムでニュルブルクリンクでの走行を再現

2001年に投入された『バイアクシアル・テスティングマシーン』はドイツ・ニュルブルクリンクでの走行をシュミレート出来る画期的な実験システムです。

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長距離走行や不均一な道での走行などの過酷なテストを繰り返すことにより得られた実験データは、高剛性、耐久性、軽量化、そして新たな構造の追及を実現可能にし、ホイールの性能を飛躍的にアップする事に成功しています。

この実験では実際の走行に限りなく近いシミュレーションが出来るため、レースチームへの的確な提案やテストの段階で高性能なホイールを生み出すことが可能となります。

このようにOZの物づくりへの拘りは社内でのたくさんの試験からも感じることができます。

また、OZでは1度レースに使ったホイールを回収して測定器にかけ、再利用できるものは綺麗に塗装し直し、チームに返しています。

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このような細やかな対応をしているのはOZ Racingだけで、レース業界で重要なポジションとなっている理由がよくわかります。

工場見学でも、0.1秒を争う世界で戦うOZホイールの『チームの為に共に戦う』情熱を強く感じました。

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レース用ホイールの製造ラインに潜入

ここからはレース用のホイール製造ラインを見学しますが写真撮影はNGですので文章のみでご紹介します。
(途中の写真は工場内の写真ではなく参考画像となります)

レース用のホイール工場では過去のレースに使用したホイールや最新のホイールを実際に見ることができました。

実際に持ってみると見た目からは想像できない程の軽さです。

先ほどのプレゼンテーションではチームによって異なる専用設計をしているとの説明がありましたが、実際に見て納得です。

表のデザインだけを見ると同じように見えても、裏側はそれぞれのホイールで全く違う複雑な形状をしています。

コーナリングでの撓み具合や熱が逃げやすい構造であったりという部分も、チームのマシンに合わせた専用設計で作られています。

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バイク用ではMotoGPでレプソル・ホンダのマルケス選手が乗ったバイクに装着されていたホイールを見せて頂きましたが、とても軽量です。

バイクのほうが性質上、ホイールの性能に大きく結果が左右される為、ホイールの性能が更に重要になってくるのだそうです。

コーナリングでタイヤが曲がるには剛性も必要なため、軽いだけではもちろん良いホイールとは言えず、組織が密に保たれている高性能なホイールを作る技術がとても重要になってきます。

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学生フォーミュラ

工場の一角には学生がフォーミュラカーを構想・設計・製作する為の作業場があります。

学生フォーミュラでも毎年OZホイールの装着率は上がっており、他のレースと同様に上位のチームの装着率は高くなっているそうです。

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学生のうちからこれ程本格的にモータースポーツに取り組むことができる環境は素晴らしいですし、将来的にレースや車業界に携わる学生を育てることもOZの大切な取り組みの1つです。
 
 

ミュージアム見学

 
工場見学の後はOZミュージアムの見学です。
 
こちらのミュージアムは2006年にOZの創業35周年を記念して開設されました。

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創業当初から現在まで、46年のOZの歴史と革新的な技術と設計で生み出されたホイールが保管されています。




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フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、アストンマーティン、ロータス、マクラーレンなどの名だたる自動車メーカーへ供給してきたことがわかります。
 
これだけ歴代のホイールを一度に見ることが出来るのはこのOZミュージアム以外にはありません。

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OZの別ブランドであるMSWもこんな昔から存在していたんですね。
 
OZの長い歴史の一旦をこのミュージアムでは自分の目で見ることができます。

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次はOZ本社で働く人々を紹介します。

第4部につづく。

reported by カーくる編集部

September 27,2017 Wed   CATEGORY:取材レポート  
 

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