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 メルセデス・ベンツのフラッグシップ、Sクラス。Sクラスの現行型が登場したのは2013年のことで、4年経過した昨年、2017年にマイナーチェンジが施された。特に大きなトピックは「自動運転レベル2」を採用したことにある。メルセデスではこれを「インテリジェントドライブ」と称しているが、レーダーセンサー、ステレオ(複眼)マルチパーパスカメラ、超音波センサーなどを備え、周囲を常に監視している。
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早速、今回はその話題のインテリジェントドライブの印象をまず体感してみたい。まずは従来からある「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」はほかのメーカーで言うACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)であるが、停止後30秒以内であればドライバーの操作なしに、自動的に発進するようになった。これは便利である。そして、やはり感心させられるのはその自然なフィーリングである。運転のうまいドライバーが操作しているかのようなフィーリングは素晴らしい。嬉しいのは、先行車の速度も表示し、車間距離の長さも表示するのだから、かゆいところに手が行き過ぎているほどだ。
 
 そして、もう一つこれはあきらかに「自動運転」に近づいていると感じたのは「アクティブステアリングアシスト」だ。白線を読んで、車両が車線の中央に保つよう自動で操舵していく。実際に、緩いカーブで手を軽く触れているだけで、ステアリングを積極的に白線の中央を走らせるように自動的に操舵していく。かなり強くクルマの方から積極的な操舵が行なわれていくのに逆に驚かされる。今回、車線が不明瞭な場合でも、周囲の車両やガードレールなどを検知して、ステアリングアシストを行なうようになったそうだ。より実用的になっていることがよくわかる。

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 エンジンはV8 4.0L直噴ツインターボエンジン。最高出力は469馬力、最大トルクは700Nmである。そして、今回の試乗車は「4マチック」ということで、4輪駆動を採用していた。低負荷時には4気筒を休止させる。このクルマにも最近は半ば当たり前になってきている、「モード変更」スイッチがあり、まずコンフォートの状態で走ってみることにする。この際、発進時や加速時はおっとりしている。メルセデスのフラッグシップともなると、こういうおっとり感もいいなという気がするが、しかしスポーツモードにするとその雰囲気は一変する。

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 スポーツモードの状態で、アクセルを強く踏んでみるとかなりのトルク感を感じ、俊敏に加速していく。もちろん、4輪駆動なので、しっかり駆動力をうけとめパワーの無駄遣いを感じないのもいい。プレミアムカーに求められる、快適性に加え、スポーティ性も高い次元で両立させている好例だ。
 
 サスペンションはエアサスペンションが採用されているが、いかにもそれらしく、当たりが柔らかい印象で、ふんわりやわらかなフィーリングである。そして、車高調整が走行中でも可能である。基本的には悪路を走る際などに使う程度だろうが、便利だろう。

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 継ぎ目が連続している部分を走ってみると、70km/h程度で走行していても、路面の凹凸は感じない。さらに、感心させられるのはスポーツモードにしても、ほぼ感じずに実に快適に路面の連続する凹凸を越えていくのだ。乗り味が実に気持ちよく、これぞSクラスに乗っている醍醐味であると感じた。

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 これもプレミアムカーにはついているのが当たり前になってきている、マッサージ機能付きのシートは機能がかなり多い。難しい横文字の名前を書かれるだけでは、どのような作動のマッサージをしてくれるかわからないクルマも多い中で、このSクラスは、アニメーションで、どのようにマッサージするかが表示されるため、非常に分かりやすい。
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 大きいディスプレイは12.3インチで、2つ並んでいる。情報量が非常に多くきれいに映し出される。とてもきれいなディスプレイに驚かされる部分だ。メーターのデザインも多種多様に変えられ、ユーザーになった本人はどれにすべきかかなり迷うほどであろう。
 
 クルマとしての基本性能は本当に言うことがない。このクルマで気になる点といえば、いろんな機能がありすぎて、果たしてそれをすべて使いこなせるかどうかだ。しかし、これがこうなったらいいなと思うことは大方、このクルマは応えてくれるという懐の深さには驚かされるばかりである。
 
メルセデス・ベンツ S560 4マチックロング
<主要諸元>
全長×全幅×全高:5,285×1,915×1,495mm
ホイールベース:3,165mm
車両重量:2,260kg
エンジン種類:DOHC V型8気筒ツインターボチャージャー付
排気量:3,982cc
最高出力:345kW(469ps)/5,250~5,500rpm
最大トルク:700Nm(71.4kgm)/2,000~4,000rpm
トランスミッション:電子制御9速A/T
駆動方式:四輪駆動(4WD)
メーカー希望小売価格: 1699万円(消費税込)
※試乗車は(AMGライン:別途789,000円、ショーファーパッケージ:別途875,000円、フロアマットプレミアム:別途108,000円装着車)

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March 5,2018 Mon    JAIA輸入車試乗会2018  



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最後のやんちゃなボルボかも・・

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筆者にとって、ボルボは普段余りなじみが無いブランドである。

一般的にボルボからイメージするものは、安全性能の高さ、主張しないがお洒落なスカンジナビアデザイン、高いユーティリティ性能、最近では電動化に熱心なメーカーである といったところであると思うが、私がボルボの名前から真っ先に思い浮かべるのは、かつて1990年代にDTMBTCCでセダンやクーペに交じって戦っていた850エステートであり、その市販バージョンであった850T5-R850Rエステートである。  

というわけで、今回ボルボレーシング直系であるV60 Polestarに乗れるのを非常に楽しみに試乗に臨んだ。

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先ずは外観。 バースティングブルーメタリックのボディカラーがとても美しい。 また20インチの大径タイヤと低く構えた車高、大径のブレンボのブレーキ、所々に使われているカーボンのパーツが見るからに普通のボルボとは違うぞという特別の雰囲気を醸し出している。

また、各部にPolestarの専用エンブレム(場所によってはシリアルナンバー入り)が貼られているのも、オーナーにとっては所有欲をくすぐられるポイントであろう。

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車内に乗り込むと、いかにもボルボらしい控えめだが上質な雰囲気の内装が迎えてくれる。 もっとも、最近のS90/V90, XC90, XC60といった新世代モデルのより洗練されたインテリアと比べるとややクラシカルな感じであり、埋め込み型ナビゲーションの画面がやや小さいこと等も含め、このあたりはデビューからの年月が経っている印象を受けた。

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元々ユーティリティに優れているV60であるので、後部席は非常に広く、荷室も広く、かつスクエアで使い勝手は非常に良さそうである。 シートのブルーのステッチも非常に良いアクセントになっている。

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カッチリとした、すわり心地の良いシートに座りエンジンに火を入れると、当初想像したよりはジェントルなエンジン音が響いた。 

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エンジンは2L367馬力ものパワーを絞り出しているが、ノーマルモードではとてもとてもそんなハイチューンモデルとは思えないジェントルさである。 かつて日本でランエボやインプレッサが2L280馬力を達成!との事で騒いでいた時代が有ったが、普段おとなしい印象があるボルボのエンジンがリッター当たり180馬力オーバー!というのに驚く。 尤も、AMGA45381馬力で更にハイパワーであるが。

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2年前のJAIAで乗った前述のAMG A45のエンジンが非常に刺激的かつ好印象であった為、同じ2Lターボとの事でどうしてもA45との比較となってしまうが、V60 Polestarの場合パワー感はもちろん非常にパワフルであるが、スポーツモードにしてもエンジン音が正直今一つの印象を受けた。 また、これは個体差かもしれないが、中速で走っている時にヒューンという、やや耳障りな音が耳に断続的に入ってきたのも気になった。

但し、これは後から知ったことであるが、取扱説明書に書かれてないスポーツ+という更に過激な隠しモードもあるとの事で、スポーツ+だとまた印象が変わったのかもしれない。

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あと、ボディの大きさも起因しているのかもしれないが、全体的なクルマの動きにもやや重さを感じた。

トランスミッションはトルコンの8ATであるが、ひょっとするとこれもややダルと感じた原因の一つかもしれない。 AMGのようなツインクラッチのトランスミッションのほうがよりダイレクトにこのエンジンを楽しめるのかもしれないと感じた。 尤も、ボルボの性格からいうと、これで良いのかもしれないが。

ステアリングも、スポーツモデルにしては、特に中立付近がややダルな印象で、ドイツ車のような緻密な精度を期待するとやや物足りない印象である。  但し、こちらもボルボという車の性格上、これで良いのかもしれない。 どちらかと云えば、山道を飛ばすというよりも、ボルボらしく長距離のグランドツーリングに向いているセッティングであると感じた。

乗り心地は20インチを履いているスポーツモデルとしては十分良いと感じた。


勿論やや硬いが、路面の段差を乗り越えた時のショックもビシッと収束する等、家族用車として使っても、ユーティリティ含め実使用できるレベルであると感じた。 サスペンションは、Polestarとオーリンズが共同で開発したとの事である。

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言うまでもなく、ボルボ得意の快適性能、安全性能は、スポーツモデルであっても満載であり、200km/hまで設定可能なアダプティブクルーズコントロールや、歩行者・自転車を検知するフルオートブレーキシステム、死角を検知するブラインドスポットインフォメーション等、またパッシブセーフティ性能を含め、一切抜かりない。 

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総じて、乗る前の期待が大きかったのもあると思うが、正直なところスポーツモデルとしては、エンジン音やステアリングのフィーリング等、想定していたイメージと違った部分があり、また内装等もいまとなっては一世代前のボルボという印象を受けた。 ただし、繰り返すがボルボというブランドの立ち位置、性格を考えるとこれで良いのかもしれない。 そもそもドイツ車や日本車とは目指している方向性も違う訳だし、ボルボのオーナーが求めているのも、恐らくこういう方向性であろう。 ハイチューンのスポーツモデルであっても、どことなく優しい印象をうけるのもボルボの特徴の一つなのかもしれないと思った。

今後、Polestarという名前は、EV専用のブランドとして使われるようである。

これも時代の流れであるが、最近積極的に電動化を進めているボルボとしては、これが最後のガソリンエンジンのスポーツモデル、即ちかつての850の流れを受け継いだ最後のスポーツボルボになりそうな感じである。 このファイナルモデルは世界で1,500台の限定モデルでもあり、日本に導入されるのはエステートのV6030台、セダンのS6020台のみとの事。 もちろん気にいれば即買いのモデルであろう。

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ボルボ V60 Polestar

<主要諸元>

全長X全幅X全高: 4,670mm x 1,865mm x 1,480mm

ホイールベース: 2,775mm

車両重量: 1,790kg

エンジン種類: 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー&スーパーチャージャー

排気量: 1,968cc

最高出力: 270kW(367ps/6,000rpm

最大トルク: 470Nm(47.9kgm)/3,100-5,100rpm

トランスミッション: 8AT 

駆動方式: AWD

燃料消費率(JC08モード走行) 11.2L 

メーカー

希望小売価格: 8,790,000

試乗車は8,873,000円 (メタリックペイント)

公式サイト: www.volvocars.com


March 4,2018 Sun    JAIA輸入車試乗会2018  



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JAIA(日本自動車輸入組合)試乗会2018の試乗記を随時アップしているが、今回取り上げるクルマは、アメリカの高級車の代名詞といっても過言ではない「キャデラック」の最上級モデル「CT6」だ。

この「CT6」はヨーロッパの自動車メーカーで言えば、メルセデス「Sクラス」、BMW「7シリーズ」、アウディ「A8」といった、まさにそのメーカーの旗艦車種ともなるクルマである。そういったことからも、GMとしてもかなり力の入ったモデルであろうということは乗る前から予想ができる。特に、ここ最近登場している「CTS」や「ATS」の出来を見ていれば、その最上モデルに対する期待というものは膨らむものだ。

しかし、結論から言ってしまえば、筆者の感想はどうしてこういう方向性になってしまっているんだろう…ということだ。
同日にメルセデスの「Sクラス」に試乗する機会を得たが、明らかに出来はSクラスのほうがまとまりがいい。

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エンジンはV6の3.0L自然吸気エンジンで、今の時代に珍しい。最近はダウンサイジング+過給機という組み合わせが多いし、キャデラックでもCTSやATSに関してはそう言う方針を持ったクルマとなっているが、このCT6は旧来のような大きめの排気量+自然吸気である。

しかし、テクノロジーには新しさがあり、気筒休止エンジンが採用されている。メーター内に4気筒で走っている際には「V4」、6気筒で走っている際には「V6」という表示が出ていた。街中を走っている際に、意外とV4という表示が多かった印象である。

それにしても、やっぱり6気筒エンジンは捨てがたい。エンジンは静かで、滑らか。気持ちよく回る。4気筒もよくできてはいるが、6気筒に久しぶりに乗るとやっぱりこれはこれで魅力だ。

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アイドリングストップは滑らかに作動。ATも滑らかに変速して、気持ちよく加速をしていく。こういった点は、プレミアムカーらしく魅力的な部分だ。
しかし、セレクターレバーの形状があまりにも旧式すぎる。今となれば、電気式のものなどを採用したほうがよかっただろう。
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前車に追従するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使用して走行してみたが、以前のCTSやATSのころに比べれば、作動が滑らかで、フィーリングは向上している。完全停止機能ももちろん備わっている。しかし、停止した際にはアイドリングストップは作動しない。
また、レーンキープも結構しっかり作動している印象を感じた。

試乗車特有の現象かもしれないが、ブレーキの鳴きが少々気になった。

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乗り味はマグネティックライドコントロールというものが採用されており、ATSやCTSではこれがあるのとないグレードが存在しており、それらは乗り味が全然異なり、ないものには不満を抱いていたものだが、このCT6には標準で備わっている。

しかし、これがCT6に乗ってみると思ったよりは路面の凹凸を吸収しきれていない。当たりはやわらかいのだが、揺れを感じることが多い印象。大きな段差ではぶるつきを感じる。このあたりはプレミアムカーとして?マークを付けたくなった部分である。

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それでは、かなり強い加速をしてみることにしよう。回せばかなりスポーティな音を聞かせる。さらに、スポーツモードにすれば、かなり勇ましい音が聞こえてくる。キャデラックはATSもCTSもやはりスポーティ性にかなり振っており、運転の楽しい1台であったが、CT6も同じベクトルを向いているようだ。しかし、はたしてCT6はそちらにベクトルを向けるだけでいいのだろうか?運転が楽しい印象を出すのはもちろん、いいことだと思うが、快適性との両立をしてこそ、真のプレミアムカーではなかろうか。そういった点で、CT6は特にドイツのプレミアムカーに追いついていない印象なのである。
ツーリングモードにしても、スポーツモードにしても乗り味はあまり変わっていない印象。

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他に、細かい部分で気になったところは方向指示器とワイパーの位置が高い位置にありすぎて操作しにくい。また、クラクションもパッドが小さく、とっさに作動させたい時にしにくい印象。反射でフロントガラスにインパネの映り込みができてしまうのが気になる。

インテリアの雰囲気はとてもいい印象だ。この雰囲気はまさにキャデラックの高級車に乗っている印象。ステアリングのところにまで木目が施され、新しさを感じる。また、マッサージ機能は気持ちがいい。最近はいろんなクルマにマッサージ機能が付くようになった。
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後席もやっぱり広々。気持ちのいい空間で、大きなディスプレイをもって、とても贅沢な印象だ。しかし、先から挙げているような乗り味だと…。
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もうひとつ、大きなトピックは4輪操舵が採用されているところだろう。後輪にも小さい舵角を与えている。低速では写真にあるように逆位相にすることで小回り性能を向上させている。
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しかし、それが悪さをしているのかどうかはわからないが、直進性が欠ける印象。補舵をしなければならない印象が多く、長距離ドライブでは少し神経質にならなければならないのでは?、もっと単刀直入に言えば「疲れやすいのでは?」と思えるフシがある。
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全体的に見て、キャデラックが走りのスポーティ性をアピールしていきたいという考えはとりあえず感じた。しかし、この大型セダンにその必要性はあるのか?快適性が高いうえで、そのスポーティ性があればなおいいのだが、快適性よりもずっとスポーティ性のほうが高い印象があり、個人的にはその点がよく理解しにくい部分であった。

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そして、何よりも一番の大きな問題は相変わらず「左ハンドル」しか用意されていないこと。日本のマーケットへ本気で売り込みたいのならば、絶対に右ハンドルが必要である。

キャデラック CT6 プラチナム
<主要諸元>
全長×全幅×全高:5,190×1,885×1,495mm
ホイールベース:3,110mm
車両重量:1,920kg
エンジン種類:V型6気筒DOHC
排気量:3,649cc
最高出力:250kW(340ps)/6,900rpm
最大トルク:386Nm(39.4kgm)/5,300rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:全輪駆動
メーカー希望小売価格:999万円(消費税込)
※試乗車は(オプションカラー:別途129,600円装着車)
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March 3,2018 Sat    JAIA輸入車試乗会2018  



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中部地区最大級のカスタマイズカーの祭典『NAGOYAオートトレンド2018』がポートメッセなごや(名古屋国際展示場)で開催を迎えた。

カスタマイズカーの祭典というと年始に開催される東京オートサロンが思い出されるが、すでにカーくる編集部でもレポートさせて頂いた通り、規模・来場者、そして華やかさでも日本国内の自動車関連イベントとしても最大級の規模で大変な注目を集めている。

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今回の『NAGOYAオートトレンド2018』にも多くの出展者が集まった。中部地区でもHOTなカスタマイズカーのトレンドをキャッチするべく、カーくる編集部も開催初日の2月24日に会場入りした。

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会場には早朝から多くの車好きの皆さんが来場し、いかに注目度の高いイベントなのかを理解することが出来る。

今回の会場に集まった出店社は、メーカー、ディーラー、プロショップなど150を超え、かなり力の入った展示も多く見られた。

多くの来場者が、いかに自分の車をカッコ良く出来るか?個性的なドレスアップが出来るのか?のアイディアやアイテムを本気で探しに来ているのと同時に、出展者も新たな顧客開拓のために様々なサービスやアイテム、そして気合の入ったデモ車両を持ち込んだ。

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カーくる読者諸兄には馴染み深いFIAT500を使用したデモ車両や黄金色で何とも縁起がよさそうなTOYOTA 2000GTレプリカ、ワイド仕様のVW GOLFや電飾バリバリのデモ車両まで会場を見て回ると面白い発見がたくさんあり過ぎて息つく暇が無いとはこのことだ。

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また、カスタムカーの祭典では定番のサウンドチューニングを施された車両もド派手な演出で会場の盛り上げに一役買っている。

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展示場外のオープンスペースにも見どころは用意されており、ラリーレプリカの展示、そしてその中にはチンクエチェント博物館の全日本ラリー選手権参戦車両も展示されていた。

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また、地元のスーパーカーオーナーの皆さんが協力した車両展示も恒例になっており、来場者の目を楽しませていた。

このような広い会場の中からカーくる編集部目線でいくつかのブースをご紹介させて頂きたい。

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まずはハイクオリティなカーラッピングサービスで定評のあるP.G.D(PLATINUM GRAPHIC DESIGN)だ。

一般ユーザーはもちろん、多くのプロショップやレーシングチームの車両にもラッピングサービスを施工しており、技術力の高さは折り紙付きのSHOP。

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今回も印象の異なるパープルのR35 GT-R(AIMGAIN)とBMW i8(EVERYN)2台のデモ車両をブースに展示して人目を引いていた。

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ブースではラッピングのデモンストレーションも行われ、i8のボンネット・サイドミラー部にインクジェットでオリジナルデザインが印刷されたフィルムがあっという間に施工された。

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手際良く、且つ丁寧に作業を進める様はまさに職人。たったの30分足らずでこれだけ施工されてしまった。

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代表の大塚氏(写真左側)にお話を伺った。

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『P.G.Dでは車種・ジャンルを問わず、オーナー様のご希望を伺ってオリジナリティあふれるカーラッピングを施工させて頂きます。フィルムはお客様の好みに合わせて国内メーカーも海外メーカーも分け隔てなく使っています。ちなみに、今回のデモ車両のi8はイギリス製のフィルムを使用しています。P.G.Dではオリジナルのデザインもインクジェットプリンターでフィルムに印刷することが出来、スーパーGTやラリーに参戦する車両にもこうしたフィルムを施工させて頂いています。ラッピングは安くて手軽なイメージもありますが、実は思ったよりも高価です。色々なメリットもありますので、そのあたりを理解して楽しんで頂きたいと思います。』

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P.G.D/PLATINUM GRAPHIC DESIGN : http://www.pgd-wraps.com/

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そしてカーくるではお馴染みのPOLISH GARAGE/ポリッシュガレージさんも昨年に引き続いて出展。

ブースでは「世界初」の高機能ガラスコーティングのお披露目していた。

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なんとキズを自己修復する!という驚きの機能を持ったFEYNLABという聞きなれないコーティングだ。

テストサンプルをあえて傷をつけて実演されていたが、ちょっと驚きな自己修復力を見せていた!
カーくる編集部としても、これはまた改めてご紹介の機会を作らせて頂かなければならなさそうだ。

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カーくる編集部もいつもお世話になっているPOLISH GARAGEのスタッフの皆さん、既存のコーティングや技術だけでなく、常に新しい物を探してユーザーの皆さんに提案されている。

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POLISH GARAGE : polishgarage.com/

そして 会場にはちょっと珍しい出店も!

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皆さんは「赤マムシドリンク」をご存知だろうか?

そう。最近のエナジードリンクブームはすべて海外製ドリンクによってつくられてきたが、日本人の日本人による日本人の為のエナジードリンクといえば・・・やはり「赤マムシ」ドリンクの他にはない。

その「赤マムシ」を名古屋の日興薬品工業とDaytonaのコラボで「RED MAMUSHI」としてリニューアルして出展していた。

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セクシーな演出で会場でも目立っていたが、やはり印象的な赤いボトルにマムシマークは強烈な印象!

試飲すればわかするが、ジュース感覚のエナジードリンクとは一味も二味も違う。

取材続きで疲れたカーくる編集部員も試飲させて頂いたが、飲んだ瞬間に「コレは効くな!」とすぐに感じられた。
楽天市場でも手に入れられるので、疲れを感じている方、体調が思わしくない方は是非、メイドインジャパンのエナジードリンクを試されてみてはどうだろう?

レッドマムシ : https://www.redmamushi.jp/

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こちらは2017年のミラフィオーリなどで活躍してもらった早川あゆ美さん。
今回はT-MAN BROS オイルの紹介で会場入りしていたので合わせてご紹介したい!

オイルの本来あるべき姿を「こだわり」という言葉のもとに最高級オイルをベースに使用し、あらゆる面でエンジン保護を追求して最高品質に仕上げられた高性能オイル。
こちらも大変マニアックで、オイルに拘られる方は必見のオイルだ!

T-MAN BROTHERS/ティーマン ブラザース : www.t-man.jp/index.html

このように、ジャンルを問わず自動車関連アフターパーツやサービスの出展者が多く集まり、会場は大変な賑わいとなっていた。

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やはり日本の中心地名古屋のカスタム熱は大変HOTだ!

今後もカスタマイズカーの祭典、『NAGOYAオートトレンド』から目が離せそうにない。

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February 27,2018 Feb    イベント取材  



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安全装備の数々と燃費が羨ましい・・

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筆者は現在10年オチの先代のC4ピカソ(4ATモデル)をファミリーカーとして使っている。 高いユーティリティ性能、ゼニスウインドウを中心とした個性的な内外装、ふんわりと柔らかい乗り心地等とても満足をしている。


反面気になるのが、燃費(筆者は4ATモデルであるので、6EGSと比べても良くないが)と、年式の問題で自動ブレーキ等の安全装備が無い事であるが、概ね大変気に入っている。

現行型ピカソに乗るのは今回が初めてであったが、個人的には先代との違いが一番気になる点であり、掛かる点を中心にレポートをしたい。

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先ずは見た目の印象。 外寸は先代とほぼ変わらないとの事であるが、印象としてはどことなく優しくかつ丸みを帯びた先代に対し、現行型は特徴的なライト類によるシャープな外観に加え、全体のフォルムもやや直線基調な感じであり、結構印象が違うなぁと感じた。

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ドアを開けてコクピットに乗り込むと、フルカラー化したメーター以外は目に入ってくる風景はセンターメーター、特徴的なシフトレバー、ゼニスウインドウ、ガラスルーフ と基本は先代と同じテイストであり、直ぐに馴染めた。 

個人的には内装は先代のほうが、センターパッド固定式ステアリング等、より独創的なデザインであり、好みである。 現行型もシトロエン伝統のボビンメーターに切替が可能である等遊び心に溢れているが。 シートは、やや先代よりも固めの印象を受けた。

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今回試乗したのは、DUNE BEIGEというグレーベージュとブラックのツートンシート、ベージュカラーのダッシュボード、大型ヘッドレスト、助手席電動カーフレスト等を備えた限定車である。 個人的には、明るい内装色が好きなので、選ぶとすると断然このモデルである。 もっとも、120台のみの限定車であるが。

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2列目シートに座った印象は、先代に比べやや前席とのシートの足元に余裕が生まれた感じである。 全長はほぼ同じなのに対し、ホイールベースが110mm拡大している事が、2列目並びに3列目の足元スペース拡大に寄与しているようである。 なお、5人乗車時の荷室も69リッター拡大しているとのことであり、スペースユーティリティ的にも更に進化している。 尤も、国産のスライドドアの箱型ミニバンのような圧倒的な広さは望むべくもないか。

その他装備面では、意外と便利であったリアハッチのガラス部分のみを開閉できる機能が新型では無くなってしまったのは残念。 反面、先代はリアハッチの開閉がかなり重い為、電動で開閉できるのはとても羨ましい装備である。 

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エンジンをかけて走り出す。 エンジンは2Lのディーゼルターボ。 低速域から強いトルクが発生して、やや重いボディをグングンと引っ張っていく。 元々ゆったりと乗りたいクルマであり、ピカソの性格にはむしろガソリンエンジンよりも合っているような気がした。 ただし、昨年プジョー308を試乗した際のPSA1.6Lのディーゼルターボの印象が音、トルク、レスポンスと極めてよかったのと比べると、この2Lディーゼルはそれほどのインパクトというか個性が感じられなかった。 もっとも、車重等も影響しているのかもしれないか。

リアサスも、先代のメイングレードのエクスクルーシブのリアはエアサスであったが、現行型はバネサスとの事。 個人的には乗り味は先代のほうが柔らかく好みであるが、速度を上げていくとやや浮遊感を感じるのは如何にもシトロエンらしいなぁと感じた。  また、先代はリアのエアサスが微低速でハンドルを切りながら轍を超えた際に妙にばたつくのが気になったが、現行型では改良されていた。

あと感じたのは、ボディのしっかり感。 先代はなんとなくユルユルであるが、細部の立てつけの精度等含め、剛性がかなり上がっていると感じた。 これは羨ましい限りである。

後は、時代の差を感じさせるのは、安全装備の数々。

アダプティブクルーズコントロール、レーンデパーチャーウオーニング、ブラインドスポットモニター、360°ビジョン・・と盛りだくさん。 この辺りは、素直に羨ましいかも。。

というわけで、現行ピカソは先代の特徴を残しながら、きちんと正常進化をしているなとの印象を受けた。 先代乗りとして特に羨ましいのは、数々の安全装備としっかりしたボディ。 燃費もガソリン/ディーゼルの燃料代の違いも加味すると恐らくランニングコストは恐らく半分以下であり、この点が一番羨ましいかも。

今のところは大きなトラブルが生じない限りは、先代のままでも十分かなと思うが、現行型は買い替えの際はやはり真っ先に候補に挙がる一台であろうと感じた。 

と思いつつ本記事を書いている最中に本国で新型のベルランゴの発表のニュースを見た。 両側スライドドア、サイドのエアバンプ、デザイン性の高いシート、8AT等、商品力もかなり高そうであり、こちらも大変気になる次第である。  シトロエンジャポンさんには、是非こちらの正規導入も切にお願いしたい。

IMG_7144C (9).jpg

シトロエン Grand C4 Picasso Dune Beige Blue HDI

<主要諸元>

全長X全幅X全高: 4,605mm x 1,825mm x 1,670mm

ホイールベース: 2,840mm

車両重量: 1,640kg

エンジン種類: 直列4気筒DOHCディーゼルターボ

排気量: 1,997cc

最高出力: 110kW(150ps/6,500rpm

最大トルク: 370Nm(37.7kgm)/2,000rpm

トランスミッション: 6AT 

駆動方式: FWD

燃料消費率(JC08モード走行) 18.0L 

メーカー希望小売価格: 3,960,000

試乗車は4,245,228円 (メタリックペイント、ナビ、ETCETC取付ブラケット)

公式サイト: www.citroen.jp



February 24,2018 Sat    JAIA輸入車試乗会2018  



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