ダニ・ペドロサがフィリップアイランドにてホルヘ・ロレンソの後ろでゴールし20ポイントを獲得した。チーム指示によるピットレーンに入るタイミングのミスでマルク・マルケスは黒旗、失格となった。
フィリップアイランドでの奇怪なオーストラリアGPは、レプソル・ホンダチームにとって明暗が混ざったようだった。ダニ・ペドロサはレースで2位に入り、20ポイントを獲得、マルク・マルケスは必須のピットストップのタイミングを間違えて失格になった。バイク交換は11周目に行われた。マルケスはシリーズポイントにおいてロレンソと18ポイント、ペドロサとは34ポイント差でリードを続けている。
再舗装されたオーストラリアのトラックでのタイヤの摩耗に対する問題により、レース審査委員会は距離を19周に短縮し、バイクの交換を義務とする決定をした。
10周目がバイクを交換する最後の機会だった。マルク・マルケスのクルーのミスは、11周目にマルケスを入れたことだった。これによりマルケスは失格になった。
トラック上ではロレンソとマルケス、ペドロサという、二人のレプソル・ライダーがヤマハのライダーについていく争いだった。バイク交換後、ロレンソはリードを守り、ペドロサが2位になった。ペドロサはチェッカーフラッグまで2位のままだった。ロレンソの7秒近く後方でゴールした。
モトGPは7日後に日本で行われる。マルケスがタイトルを獲得するチャンスがある。
ダニ・ペドロサ
2nd at 6.936 sec.
今日のレースは5分ごとにルールが変わっていくので、スタートする前からとてもストレスがあった。すべてが変わり、初めはミスなしで対応するのがとても難しかった。マルクも僕もミスをした。すべてがとても速く進み、ライダーもメカニックも混乱していた。どちらが9周目か10周目にピットに入るのかがはっきりしていなかったので、僕らはどの周回でピットに入るか明確にしておかなくてはならなかった。2台のバイクとタイヤの準備ができている必要があり、またピットレーンは普段より長かった。今日はすべてがとても奇妙だった。ピットからの出口が明確ではなく、エントリーラインもよく見えなかった。それですべてがちょっとその場しのぎだった。僕の場合、トラック上でミスを修正できたし、2台目のバイクは1台目と同じ状態ではなかったものの、レースで2位を維持できたし、とても競争力があった。
マルク・マルケス
失格
今日は初めてFlag to Flagを経験し、いいレースじゃなかったと言うしかない。チームと僕は戦術を練り、10周目の後で戻ることができると思っていた。でも現実はこれが余分な周回とカウントされた。僕らがこのことが頭になかったし、これは大きなミスだった。僕らはすべてをよく計画していたし、僕はピットボードで指示を守った。これらのことから学んで、今は日本でのレースに向かい、集中しなければならない。