モトGPチャンピオンが100回目の出場と今シーズン100ポイントを獲得した。ダニ・ペドロサは3位でジアコーモ・アゴスティーニの87回目の表彰台に並んだ。
マルク・マルケスのGP経歴の中でヘレス・サーキットでの勝利はなかったが、100回目のレースという特別な機会で彼は日曜のスペインGPで勝利を得た。
モトGPチャンピオンを好調さを維持し、今シーズン多くのレースを戦ったかのように4勝目をあげた。チームメイトのダニ・ペドロサも表彰台に上がり、最高峰クラスのヘレスでの表彰台フィニッシュを9連続に伸ばしている。彼の今回の3位入賞により、最も表彰台に上がったライダーの一人、ジアコーモ・アゴスティーニの87回に並んだ。バレンティーノ・ロッシが149、ミック・ドゥーハンが95で上回っているだけである。
オープニングでアンドレア・ドビツィオーソがすばらしいスタートでトップに立ち、マルケス、ロッシ、ホルヘ・ロレンソ、ペドロサが第一コーナーでパスを繰り返したことが、スペインGPの興奮する場面だった。1周目はロッシがトップ、マルケス、ロレンソ、ペドロサが後ろに続いた。ロッシのリードは長くは続かなかった。半周後にドライサックでマルケスがパスし、レースをリードした。マルケスはふり返らず、ポールポジションから4連勝を獲得した。
ペドロサはオープニングラップでのペースを維持できなかった。ロレンソをやっとパスし、ロッシの後を追ったのは27周レースの21周目だった。彼はファイナルラップでロッシを捕らえたが、オースティンとアルゼンチンからのレプソルホンダのワンツーフィニッシュの再現まで0.098秒足らなかった。
この結果、パーフェクト100ポイントでマルケスは選手権のリードを伸ばした。ペドロサは72ポイント、ロッシは61ポイント。次戦はフランスGP、ル・マンで行われる。
マルク・マルケス
1st, 45:24.134
良いスタートができたけど、第一コーナーでバレンティーノがパスしようとしていたのが分かった。彼の強さはレースのペースを落として、コントロールすることができることだと知っていた。彼の後ろで走っていると、僕はもっと速くいけると分かったので、できるだけ早く彼を抜こうとした。差が広がると期待していなかったので、驚いた。とにかく僕は最近調子がいいけど、ダニとバレンティーノとホルヘはどの練習走行やレースでも100%を出していることが見える。そのうち勝てないレースが出てくることは分かるけど、そこから学ばなくてはいけないし、重要なポイントを獲得するようにがんばるよ。
ダニ・ペドロサ
3rd, at 1.529 sec.
今日のレースは難しかった。オープニングラップからフロントタイヤに問題があったし、できる限りベストの状況で抜こうとした。マルクが逃げ切ることは分かっていたけど、彼についていくには何もできなかった。今日は完璧な彼のレースだった。多くの周回でヤマハの背後につくことができたし、最後にはアタックできた。ロレンソは抜けたけど、ロッシを抜くにはもう1~2コーナー必要だった。ベストを尽くしたし、3位を獲得できた。明日のテストでマルクに近づき、次戦で最大限戦えるかどうか見てみるよ。