Official press release
26/02/2010
アンドレア・ドビツィオーツォはタイムシート7番手、ダニ・ペドロサは8位
2010年チャンピオンシップのスタートが近付いている。マレーシアでのテスト2日目を終え、4月11日にシーズンが開幕するまでのテスト日は、3月18-19日の残りわずか2日となった。今日のテストは、レプソル・ホンダチーム、ダニ・ペドロサ、アンドレア・ドビツィオーツォ両ライダーのピットに良好な感触を残したが、依然として多くの課題が残っていることも認識された。
初日に比べて上昇した気温により、ライダーの作業がより難しいものになった。時間はあまり残っていなかったが路面は前日よりも滑りやすく、過度なリスクを取るのには適さないコースコンディションだった。
アンドレア・ドビツィオーツォはマレーシアのサーキットを46周走行し、13周目に記録したベストタイムがこの日7番手だった。イタリア人レプソルライダーは、午後にはレースのシュミレーションを行い、計15週を連続して2分2秒台で周回した。このテストでは、タイヤの摩耗や燃料減少時などの貴重なデータを取ることができた。
ガレージの反対側では、スペイン人ライダーのダニ・ペドロサが前日のタイムを0.5秒以上も短縮しながら満足していなかった。ペドロサはこのテスト2日間、マシンの上で心地よさを感じることができず、彼のベストタイムがバレンティーノ・ロッシによって記録された2日目の最高タイムに1秒以上も及ばなかったことがそれを証明している。新しいオーリンズのサスペンションとマシンに順応することは容易ではなく、加速時のマシンの過度な振動と唐突な挙動が、彼がベストタイムを記録することを阻んだ。
二人のレプソル・ホンダチームライダーたちは、2010年最初のグランプリが始まる前、3月にカタールで行う最終テストを前に、数日間の休息を取るため帰路についた。
コメント
ダニ・ペドロサ >> 2:01.478 57周、316km
“ペースを上げるためにたくさん仕事をしたし、多くのことを試した。エンジンのフィーリングについては良い進展があったが、それ以外では結果を得ることが出来なかった。昨日からの問題もまだいくつか残っている。
カタールまでにしなければならないことがたくさんある。チームは懸命に努力しているし、もっと良くなる自信はある。もちろん8番目のタイムは望んだものではないので、カタールでもっと前進しなければならない。”
アンドレア・ドビツィオーツォ >> 2:01.439 46周、255km
“2月にここに来た前回のテストと比べて、今回のテストでは大きな前進があったと思う。着実にラップできたことに満足だし、これがレースでは重要なことだ。レースのシュミレーションを試み、レースタイヤでのペースは良好だった。
今日はタイムシート7位という結果に満足できないが、これはラップタイム改善のためにソフトタイヤを最もよい状態で使えなかったことが原因だ。レースのために良いグリッドを確保することは重要なので、その点について分析しなければならない。バレンティーノやストーナーに追いつくためにすべきことはまだたくさんあるが、全体としては自信を持っている。”
オフィシャルリザルト
1. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 2:00.271
2. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) 2:00.512
3. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) 2:00.703
4. コーリン・エドワーズ (ヤマハ) 2:00.988
5. ベン・スピース (ヤマハ) 2:01.014
7. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 2:01.439
8. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 2:01.478