レプソル・ホンダチームのライダーが主役を演じた。マルケスは優勝からほんの数センチ、ペドロサは表彰台まで0.168足りなかった。
イタリアGPは、初めから最後までモトGPファンに劇的なレースをお届けした。レプソル・ホンダチームのライダー、マルク・マルケスとダニ・ペドロサの動きに大きな役割があった。
マルケスはスタートに失敗したが、2周目には3位に上がった。10周目に入り、バレンティーノ・ロッシがエンジンブローで外れ、レース後半はマルケスがホルヘ・ロレンソを追う展開になった。劇的な最終ラップ、両者の間で互いにパスし合い、勝利はホームストレートで決着した。ロレンソがスリップストリームを使ってマルケスに0.019秒差で打ち勝った。
ダニ・ペドロサは序盤の何周かで困難な状況を強いられたが、アンドレア・イアンノーネと最終コーナーまで表彰台に向けて戦い、速いペースで維持した。最終的にはトップから5秒弱の差、表彰台まで0.168秒の4位だった。
イタリアGPを終えて、マルケスは105ポイントでタイトル争い2位、ペドロサは66ポイントで4位。
マルク・マルケス
2nd, at 0.019 sec.
今日は良いレースができた。トップにとても近い位置で争えたし、最後は表彰台に上がれたことは前向きなことだった。でもスリップストリームを使ってもホルヘを抜くことができなかった。週末を通して加速力とトップスピードに苦しんだ。全てを出し尽くし、今日できるベストレースをしようと頑張った。本当に何でもしてみようと思った。勝とうとしていくつかリスクを負ったけど、ホームストレートでホルヘがスリップストリームを使った。まだ少し加速力が足りないので、動き続けなければならない。ホンダは日本に戻ってしっかり働いてくれている。僕らはコースでしっかり働き、次のレースで前に進めるように頑張りたい。
ダニ・ペドロサ
4th, at 4.910 sec.
ここ最近のレースよりは良いレースになった。燃料満タンでのスタートが必要で、いくつか順位を落としてしまった。でも、ペースは悪くなく、また他のライダーのミスもあって、順位を回復させることができた。3位をかけて戦おうとイアンノーネについていって、自分のペースを上げたけど、彼の方が少し速かった。ついていっても、彼はストレートでとても速くて追い抜けず、同じように走るだけで精一杯だった。このレースでバイクのいろんなことを学べたので、これから前に進めるように頑張っていきたい。