レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスが今シーズン4勝目、総合順位での差を52ポイントに延ばし、ミック・ドゥーハンの勝利数に並んだ。ダニ・ペドロサはタイヤの問題により難しいレースとなり6位。
モトGP世界選手権第14戦は、モーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケスによる新たな最高峰クラスの場面になった。マルケスは、オープニングラップでミスをして5番手に順位を落としてから優勝を勝ち取った。シーズン4勝目は彼にとって54勝目になり、ミック・ドゥーハンの勝利数に並び、今シーズンのタイトル争いでは2位のバレンティーノ・ロッシとの差を52ポイントに広げた。
ダニ・ペドロサはタイヤの問題に苦しみ、6位でアラゴンGPを終了した。ペドロサは総合4位にとどまった。
3週間のうちに、シーズンは日本GPから最後の追い込みに向かっていく。もてぎでのレースでは、マルケスに最高峰クラス3回目のタイトル獲得の初めの機会が訪れる。
マルク・マルケス
1st, 41:57.678
ホームGPで好きなレースの一つであるGPで優勝できてとてもうれしい。このGPを待っていた。僕にとって、カレンダーに赤丸を付けた日で、アタックしたいコースであり、レースで勝てるコースだと思う。重要な勝利だけど、まだシーズンは終わっていない。昨日レースではいつも何が起こるか分からないと言ったし、今日ターン7で転倒しなかったのはミラクルだった。もう少しリラックスして、正確にライディングするという練習走行からの考え方に戻した。このようにしたことで、もっと面白いレースになった。スタートから抜きつ抜かれつ、後半はバレンティーノとの差を広げることができた。これは重要なことだよ。彼は何レースかでポイント稼ぎ迫ってきていたし、僕はこの流れを止めたかった。そうしないと彼の気力が加速し、信じられないようなことが起こるだろう。今は大きな差を持ってアラゴンを出て、もっと楽に前進できることを確信している。表彰台フィニッシュはとてもうれしかったけど、僕にとってもっと良かった瞬間が弟のアレックスが初めてモト2クラスの表彰台に上がったことだった。僕にとって本当にスペシャルなことだった。
ダニ・ペドロサ
6th at 17.072 sec.
不運なことに、今回はとても難しいレースになり、良い結果にならなかった。レース序盤からグリップがなくて、
コーナーを良いスピードで抜けられなかったので、オープニングラップでは最も大きな問題だった。コーナーでスロットルを開けられず、前のライダーたちに離されてしまった。可能な限りのことをしようとしたけど、何周か後にはフロントタイヤにも問題が起こり始めた。バイブレーションを感じ始め、レースを終えた時、それらに何らか問題があったことは明らかだった。クラッチローと争ったけど、ペースが落ちた。残念だったけど、今は前を向いていかなくてはならない。