マルク・マルケスは快適にトップを走行中の10周目にミス。ニッキー・ヘイデンは、トップ10を走る残り2周で他のライダーと接触。
どのレースでもポイントを獲得していた唯一のライダーだったマルケスの記録がオーストラリアGPで終わりを迎えた。マルケスは、オープニングラップからトップを走り、リードを広げていった。しかし、10周目のターン4でミスをして、序盤でレースを終えた。ブレーキング時に膨らみ、マルケスはラインを正そうとしたが、グリップを失い転倒した。
チームメイトのニッキー・ヘイデンは、7位争いのグループで走っていた。残り2周、他のライダーがターン4でぶつかり転倒。バイクを起こして17位でフィニッシュした。
マルク・マルケス
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初めに今日はミスをしてしまい、チームに謝りたい。全てを完璧にし、日曜日の結果でそれにふたをし損ねるところだった。もしタイトルのために争っていたなら、そんなリスクを負いたくないので、まったく違ったものになっただろう。今日は序盤に違いを作らないといけないことは分かっていたので、強くスタートした。距離を保っていたけど、ハードブレーキング・ポイントの一つでブレーキが遅すぎて、ラインを膨らんでしまった。一年を通してしてきたことで、そのまま進もうとした。そのようなケースでは限界は素晴らしいものになる。もちろんすでにタイトルを獲得したのでうれしさは残っている。でも僕らはより多くのレースで勝ちたい。完全に僕のミスだった。いつのシーズンもブレーキングポイントではとても注意深くしていたし、今回もっとリスクを負ったので、このクラッシュはミシュランタイヤのせいではない。今は次週に違ったレースをしようと思っているし、そのために考えている。素晴らしい優勝をしたカル(クラッチロー)をお祝いしたい。
ニッキーヘイデン
17th, at 1:22.604
コンディションがコロコロ変わり、最後には少なくても数周はドライという、とてもチャレンジングな週末だった。レース序盤はリズムを得るのが少し厳しかったけど、徐々に良くなり始めた。抜きつ抜かれつ、僕も良い感じだった。グループの中でベストな状態のタイヤが残っているようだったし、バトルに勝てると思った。でも、ホンダ・ヘアピンでジャックが僕にぶつかった。それがレースだ。ジャックのことを見ていなかった。仕掛けるのが遅すぎたと思ったとき、ジャックを感じた。でもそれがレース。特にこのようなグループでは、バトルに勝つには大きな変化を作って、7位を獲るか失うかトップ10外で終わるかになるもの。予選後、7番手からになり、金曜日の朝までバイクに乗っていなかったのに、7番手はとても立派な結果だった。週末を楽しんだ。レプソル・ホンダチームに戻って、またこのバイクに乗れたことはうれしかった。素晴らしかったし、僕もきちんと仕事したと感じている。良い結果でフィニッシュしたかった。