チャンピオン、マルケスは雨にやられたレースで3位、トップとは11ポイント差。ダニ・ペドロサは13位。
マルク・マルケスは2位からスタート、残り10周まではそのポジションを保っていた。2周後小雨が降り始め、トップで4人が一団になっていたものが、ロッシとペトルッチが抜け出し、マルケスは最後までドビツィオーソとクラッチローと表彰台をかけて争った。マルケスの3位表彰台は、レプソル・ホンダチームにとって400回目、また最高峰クラスでの400回目の表彰台にもなった。
ダニ・ペドロサは12位スタートからじわじわと順位をあげ、8位に順位を上げた。しかし、雨が降り始め転倒、13位でレースを終えた。
マルク・マルケス
3rd + 5.201 sec.
ベストではなかったけど、ドライでは充分に争えたし、表彰台に登れて良かった。もちろんコンディションは本当にトリッキーで、このような状況ではポイントを失うか、多くのポイントを獲得できるかになる。僕は多少なりとも安全な方を選んだ。たぶん優勝を目指して争えたけど、正直いくつかの悪い予兆があり、選手権を考えるとかなり危険だったので、堅実にレースをしようと決めた。限界が分からなかったので、細心の注意をして、最後までうまく扱うことができた。トップと11ポイント差になったことが重要で、総合4位になったことは問題ない。今からは僕らにとって相性の良いサーキットにもいくつか行くので、しっかり頑張るよ。
ダニ・ペドロサ
13th + 1:10.344 sec.
良いスタートができず、望む順位まで回復できなかったので、今日のレースはとても難しいものになった。かなり遅れたけど、前の方を走るみんなと比べて、良いラップで走れていた。その後、雨が降り出し、少しペースを抑え、タイヤの温度が下がり始めた。このような状況ではとても繊細なのは分かっているし、次回はもっとうまく扱わなくてはいけない。スリックで温度を維持する方法を探さないといけない。タイヤの温度が下がった時、リズムと自信を取り戻すのがとても難しい。残念なことに、今週はうまく扱えなかった。良かった点は、レース序盤で良いラップを刻めたことと、総合トップと1ポイントしか離されなかったことだよ。