マルク・マルケスは一番初めにバイクを替え、チェコGPで勝利。タイトル争いの差を広げた。ペドロサは2位。自身のキャリア150回目の表彰台を獲得した。この結果マルケスは今季3勝目。2位との差を14ポイントに広げた。
レースはウェットが宣言されたが、すぐにドライになり、レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは2周後に誰よりも最初にバイクを替えた。ダニ・ペドロサは4周後にバイクを替え、8位から2位に順位を上げた。
今シーズンレプソル・ホンダチームの1-2フィニッシュは、ヘレスに続いて2回目。二人とも表彰台に登るのは5レス目(オースティン、スペイン、カタルニア、ドイツ、チェコ)。マルケスはフラッグ・トゥ・フラッグのレースで5勝目(2014年オランダ、2015年サンマリノ、2016年アルゼンチン、2016年ドイツ、2017年チェコ)。
マルク・マルケス
1st, 44:15.974
みんながアンヘル・ニエトに捧ぐレースで、とても特別な日曜日だった。でもとてもチャレンジングなレースにもなった。グリッド上で、バイクを換える前の5周で強力なグリップを得ようと思ったので、ソフトリアタイヤを使うリスクを取った。でもそれはうまくいかなかった。すぐに多くの問題を抱え、かなり順位を落とした。それを見て、すぐにピットに入り、スリックをはくことにした。レースに復帰し、正直、まだ所々水気があり、1周目にはクラッシュしそうだった。フラッグ・トゥ・フラッグになり、またバイクの感覚を得るのはとても難しかったけど、グリップの状態を早く理解するようにした。正直、今日はいくつかのリスクを取ったけど、そうしなくてはいけない日だった。差を広げてからはそれを維持できるようにうまくバイクを扱い、レースを終われるようにした。この結果は本当にとてもうれしい。通常でもいろいろ苦しめられるコースで、毎年悩まされているけど、25ポイントを獲得できたのはとても重要。チームの素晴らしい仕事に感謝している。夏休みの間、ここでテストをして準備してここに来たのは正しい方法だった。徐々に改善できている。タイトル争いはまだとても僅差で、あらゆる状況にすばやく対応しなければならない。
ダニ・ペドロサ
2nd +12.438 sec.
今週末は、昨日の予選でも今日もどの場面でも戦闘力があった。それが表彰台につながった。パフォーマンスには満足しているし、バイク上での感覚にも満足している。全般的にシーズン前半より強い感覚がある。細かい部分でまだ改良が必要で、今日の場合、止まる正しいタイミングを知ることだけど、それを学びたい。通常は、まだ少し濡れている時にスリックに換えるには、すごく集中しなければならない。これがマルクの長所で、いつもこれらの状況でとても良い。これはとても重要なことなので、次は同じ集中力をキープできるようにしなければならない。とにかくチームとミシュランにはバイクでのすばらしい感覚を与えてもらって感謝している。マルクには5ポイント離されてしまったけど、他のライバルには近づいた。夏休みの間にここにテストに来るというチームの戦略は正しかったと思う。特にこのコースでのバイクのセッティングが良かった。バイクの細かい部分でも改良して、シーズンの後半に入り、今は快適に感じている。タイトル争いにあまり集中しないで、どのレースでも良いパフォーマンスに集中したい。