マルク・マルケスは難しいコンディションの中優勝。ダニ・ペドロサは気温の低下と雨の影響を受け14位。
マルケスが199ポイントに引き上げ、今回3位だったアンドレア・ドビツィオーソと共に再びシリーズをリードしている。ダニ・ペドロサはシリーズ5位をキープ。チームメイトのマルケスとは49ポイント差になった。
マルク・マルケスは、1:47.069のファステストラップを最終ラップに記録し、ペトルッチを抜き、今シーズン4勝目を挙げた。
マルク・マルケス 優勝
自分のキャリアでベストレースの一つだった。ずっと緊張感を持ってかなり集中力を要求されるので、信じられない感覚になった。ミスをすることがとても簡単だったし、それが最終ラップにだけアタックすることを決めた理由になった。最終ラップは信じられなかった。かなりのリスクを負ったけど、混戦のシーズンで勝って5ポイント多く獲得するようにすることは価値があることだった。もちろんレースの間、タイトル争いのことを考えていた。序盤は感触がそんなに良くなかった。多分コースに多量の水があったからで、2〜3度かなり恐い瞬間があった。ロレンソが序盤信じられないほど速かった。ロレンソがクラッシュしてからはペトルッチがリードした。でもペトルッチにはついていけたので、最後にはアタックした。チームの素晴らしい仕事のおかげだよ。シルバーストーンで起こったことの後だったので、全てがうれしい。僕らはどんな状況でもいつも準備ができている。それでウェットからドライへセットアップを変えることはこのコースでは本当に時間がかかることを知っていたので、コースが乾いてきて、少しでもフラッグ・トゥ・フラッグの可能性があると感じたらチームからサインを送ることでまとまった。それで最後にどうなろうがそれをすることにした。今回のタイトル争いは何が起こるか分からない。でもアンドレアと並んでトップに戻ってきた。最後の5レースはとてもタフなレースになるだろう。でも攻めて100%を出し切りたい。
最後にトニ・ボウの22回目のタイトルをお祝いしたい。これからもずっと頑張って欲しい。
ダニ・ペドロサ 14位
とても難しいレースだった。不運なことに、タイヤが暖まらず苦しんだ。まるで氷の上のようだった。今朝ウオームアップ時にクラッシュして、解消しようとしていた問題が解消できなかった。とてもゆっくり、どのコーナーでもクラッシュするリスクがあった。最後にわずか、コースに水が減ってきたので少し温度を上げることができて、ラップタイムは4秒近く改善した。残念だけどかなりのポイントを失った。今は次のレースで集中し、より良い結果を出すことに集中するだけだよ。
トニについては、驚くばかりの22回のトライアル・タイトル獲得を受ける価値のある人だと思う。彼はみんなの手本だよ。