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MotoGP. San Marino Grand Prix. Misano Circuit. Race
Official press release
2010/9/6
レプソル・ホンダライダー、サンマリノグランプリで優勝
アンドレア・ドビツィオーツォは惜しくも表彰台に届かず

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若干19歳の富沢選手が亡くなったモト2クラスでのアクシデントのあと、ダニ・ペドロサが厳然とモトGPレースを支配したミサノ・サーキットはほろ苦い1日となった。シーズン4勝目に向かうペドロサを誰も止めることはできなかった。アンドレア・ドビツィオーツォは前日の予選から劇的な進歩を遂げ、バレンティーノ・ロッシとの3位争いを経て4位でフィニッシュ。

シグナルが消えたとき、ダニ・ペドロサはベストなスタートで飛び出してライバルたちに付け入る隙を与えず、ストーナー、ロレンソを抑えて集団の先頭で第一コーナーへと侵入していった。8位スタートのドビツィオーツォも、難しいイタリアのコース初盤を攻略してヤマハのコーリン・エドワースをパスする前に2つポジションを上げ、5位で1周目を終えた。イタリアンライダー同士、アンドレア・ドビツィオーツォとバレンティーノ・ロッシが争う中、イタリアの観客たちはダニ・ペドロサが着々と後続に差をつけるのを見ることになった。

2周目、スペイン人レプソル・ホンダライダーは1分35秒を切るペースで周回し、ライバルたちは誰もついていくことができなかった。ペドロサは連勝によってモトGPクラスで初めてのシーズン4勝目に向けてリードを広げた。7周目にファステストラップを記録したレプソルライダーは、ポールトゥウィンで完璧な週末を締めくくった。

今日アンドレア・ドビツィオーツォはミサノ・サーキットで重要な進歩を遂げた。前日午後の集中的な作業を経て彼のホンダRC212Vのセットアップとパフォーマンスを大幅に改善した。朝のウォーミングアップでマシンセットアップの目覚ましい進歩の兆しを見せ、ペドロサとロレンソに次ぐ3番手のタイムを記録した。イタリア人レプソル・ホンダライダーは、同郷のイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシに続く4位という結果を残した。

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この結果によりレプソル・ホンダチームライダーたちは、ダニ・ペドロサが2位、アンドレア・ドビツィオーツォ3位と、チャンピオンシップでのポジションをより確固たるものとした。

今日サンマリノのコースで起きた事故に配慮し、表彰はライダー出身国の国旗を半旗掲揚とし、シャンパンセレモニーは取りやめになった。レプソル・ホンダチームは富沢選手の冥福を祈り、彼の家族と友人に深い哀悼の意をささげた。


コメント

ダニ・ペドロサ >> 1位

“この勝利は言葉にし難い。とてもハッピーな気持ちでパークフェルメに着いたが、瞬時にムードが違うことに気付いた。まだヘルメットをかぶった状態のままで富沢のことを知らされ、言葉を失った。大きなショックを受けた。信じられなくて3回聞き返した。とても残念で恐ろしいことで、二度と起こってほしくない。個人として言えることは、彼はとても陽気でいつもにこやかにジョークを言っていた。ライダーとしては、短期間で皆から尊敬を集め、早くて勇敢だった。週に2人ものライダーを失うのは本当につらいことだ。

チャンピオンシップに関わるすべての人が同じ気持ちだと思う。ご家族にお悔やみを言いたい。生を受けたものには何をして生きるかを選択することができる。トミはライダーであることを選び、実際に素晴らしい仕事をした。彼は夢を実現できて幸せだったと思う。
レースについては、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝している。申し分のない予選、レース中のハイペースそして連続でシーズン4回目の優勝と、週末を通じて完璧だった。地に足をつけてレースに集中したい。マシンのフィーリングはとても良く、この調子を維持していきたい。ただ、正直今はそのことを考えることができない。”

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 4位

“ボクの心は富沢と共にある。レースの後知らせを聞いて、平手打ちを受けたような気持だった。2つのレースで2度の悲しい事故はとても辛いことで、我々の仕事がいかに危険かを思い知らされる。富沢選手のご家族にお悔やみ申し上げます。父親になった今、このことが家族にとってどんなに辛いことかがわかる。

レースについては、最大限やった。週末は複雑だったが、予選の思わしくない結果から良いレースへと転じることができた。表彰台を狙っていたので、4位というポジションは満足なものではない。今日はマシンも良好で、予選とは乗り方を変えてライディングも良くなった。ハイペースでレースをすることができ、これは大切なポイントだ。とてもハードにプッシュし、特にレース中盤ではバレンティーノとかなり速いペースで周回した。ロッシをつかまえようとしたが、結局できなかった。ここから次のレースが始まる。我々は速く、そして次は結果がほしい。”


オフィシャルリザルト

1. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 44:22.059
2. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) + 1.900
3. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ)  + 3.183
4. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 6.454
5. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 18.479


ワールドチャンピオンシップ

1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 271 ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 208 ポイント
3. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 139 ポイント
4. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ)  130 ポイント
5. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ)  130ポイント




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