ル・マンの雨天レースにて、レプソル・ホンダチームのライダー、ケーシー・ストーナー、ダニ・ペドロサはそれぞれ3位・4位だった。
フランスGPは、サポートイベントであるMOTO2とMOTO3で45ものクラッシュが起こり、レプソル・ホンダチームのライダーにとって難しい課題を与えた。
コースは完全ウェットのままで、雨がレース中ずっと降り続いた。
2位争いはバレンティーノ・ロッシが優勢になり、最終ラップに決着が着いた。チームメイトのダニ・ペドロサは4位だった。
レプソル・ホンダチームのライダーは、スタートラインでは最高位だった。ダニ・ペドロサはポールポジションをとり、第一コーナーではケーシー・ストーナーを僅差で従えリードを保ったままだった。しかし、ホルヘ・ロレンソが1周目の最後にはリードをとった。ストーナーはチームメイトを置いて、ロレンソの後を追った。ペドロサはタイヤのグリップに問題があり、6番手に落ちた。
その後雨が弱くなり、ストーナーのタイヤに問題が起こり始めた。全方向にスリップし、ロレンソに離され、後ろのロッシ、ドビツィオーソ、クラッチローが彼を追い始めた。後者の2人がハードに攻めてクラッシュし、ストーナーとロッシはそのままで、ペドロサが4位に浮上した。
ストーナーは残り4周でロレンソに対し7秒以上遅れていた。ロッシはストーナーにぴったりとくっついた状態だった。両ライダーはスリリングなバトルを演じていたが、ロッシが最後に決定的なオーバーテイクで勝利した。ストーナーは連続表彰台記録を維持し、今期4回目の表彰台に上がった。
ロレンソが90ポイントで選手権争いをリード、8ポイント差でストーナー、25ポイント差でペドロサが続いている。
ダニ・ペドロサ 4位
コーナーでのトラクションがなかった。特に1速・2速がひどく、ペースを上げることができなかった。少しは改善できるだろうとウオームアップ走行の後でバイクのセッティングをいくつか替えてみたけど、結局うまくいかなかった。こんなこともあるさ。
レースが始まり、すぐに自分の日ではないと分かったので、リスクを負ったりしないで、ベストポジションに無理なくたどり着くことが重要だった。両テック3ヤマハのライダーがクラッシュして、4位で終われたことはラッキーだった。ウェットレースはこのようになるし、今日は我々の日ではなかった。
ロレンソに対して多くのポイント差ができたけど、選手権争いはとても長いし、まだ時間がある。
このレースは終わったし、今はカタルニアに向けて考えなければならない。カタルニアに行くことを楽しみにしている。かなりモチベーションが上がるサーキットだし、家族や友人がいる。
チームはとてもよく働いてくれている。素晴らしいバイクでどのレースでも速いが、それを見せる必要がある。
カタルニアでタイムを縮めて、今期初勝利ができるかどうか見てみましょう。
ケーシー・ストーナー 3位
表彰台を維持できて本当にラッキーだった。
序盤カルとバレンティーノとドビツィオーソが後ろでかなりプレッシャーをかけてきたけど、ホルヘを追うようにして彼らとのわずかな差を広げていった。
雨が止んですぐにトラックが乾いてくると、タイヤの温度がとても高くなり、スピニングが始まり、どうすることもできなかった。3人が追いつき、たぶん抜かれると思ったけど、3位をキープした。終盤でのバレンティーノとのバトルは楽しんだ。クリーンなオーバーテイクで何度も順位が入れ替わったけど、最後はバレンティーノの方が良いペースだったし、彼について行くことができなかった。
今日はできることはすべてしたし、表彰台獲得で良い結果になった。