レプソル・ホンダチームのライダーは、ホームレースで勝利にかなり近づいた。ケーシー・ストーナーは4位で、連続表彰台が19戦で途切れた。
地元ファンからの熱い声援を受け、ダニは家からたった30kmのモントメロ・サーキットで素晴らしいスタートをした。スパニッシュ・ライダーは2列目からプッシュし、第一コーナーではトップに立った。オープニングラップで4つポジションを上げ、突進しているようだった。ケーシー・ストーナーはポールスタートだったがスタートに失敗し、早くに先頭集団から脱落した。
レース前半はペドロサのレースだった。彼が後ろのGPライダーにペースを設定しているようだった。ケーシー・ストーナーが4位でレースの大部分を過ごし、カル・クラッチローの挑戦から守っている間、ホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドビツィオーソだけがペドロサのペースについていけた。
19周目、ロレンソはペドロサが小さなミスをした隙に、インサイドからリードを奪った。残り5周はロレンソが摩耗の少ないタイヤで逃げ切った事が特徴的で、5秒以上に差を広げていた。ペドロサは2位になり、5回のレースのうち4回目の表彰台に立った。
ストーナーはヤマハ・テック3のドビツィオーソとクラッチローに挟まれたが、表彰台に向けて最後の一手がまだ残っていた。ストーナーは表彰台獲得のため、ファイナル・ラップでリスクを取った。しかし、ドビツィオーソに1.5秒まで迫ったが、0.183秒足りなかった。
ストーナーがカタルニアGPで表彰台圏外になったのは6シーズンで初めてだった。
ホルヘ・ロレンソは115ポイントでMOTO GPのトップを守った。2位のストーナーと3位のペドロサとはそれぞれ20ポイント、30ポイント差になった。
ダニ・ペドロサ 2位
2位はいつもの2位だけど、今日は本当に勝ちたかったのでうれしく感じない。僕らは勝つために練習走行の間もとても一生懸命仕事をしたけど、優勝できなかった。それで少し残念だ。
できる限りプッシュしたけど、最終ラップでレーシングラインにとどまるにはいくつかの問題があった。
レース中盤にはベストを尽くしプッシュし、アタックしようとしたけど、残り10周でペースを維持できなくなった。ブレーキとコーナー出口でのコントロールが難しくなったし、コーナースピードがあまり良くないことが分かっていたので、僕は守りの姿勢だった。ミスをして大きなウイリーをしてしまった。それでホルヘが抜いていって、彼にはついていけなかった。
今日はうれしくないけど、この週末とてもしっかりしごとをしてくれたチームにお礼を言わなくてはならないし、次のレースで勝つためにプッシュし続けなければならない。
ケーシー・ストーナー 4位
がっかりしている。最後まで何でもやってみたけど、特にハードタイヤを履いた序盤にペースが上がらなかった。ダニだけは今日はハードタイヤがうまくいったようだ。彼は僕らより良い仕事をしていた。
週末を通しての出来栄えではレースでもう少し強くなることを期待していた。序盤はタフになるだろうけど、終盤になるにつれて良いペースで走ることができるだろうと信じていた。僕らはソフトタイヤがレースで僕らにとって問題があるか確信できなかったけど、今日は安全策をとった。僕らはよりよいバイクとペースでいけると思っていたが、そのようにはならなかった。
ホームレースではポイントは取れたしチャタリングの解消をするため、明日ここでテストがあるので、すぐにトップに戻るようになると確信している。