ストーナーが勝利、2位はペドロサ。
この結果、選手権争いでオーストラリア人はロレンソに並んだ。
ペドロサはトップと19ポイント差になった。
MOTO GP選手権は、オランダでの週末に有終の美を飾った。
レプソル・ホンダチームのケーシー・ストーナーとダニ・ペドロサの1-2フィニッシュ、MOTO2ではマルク・マルケス、MOTO3ではマーベリック・ピニャーレスが、スペインのエネルギーカンパニーのために勝利した。
MOTO GPの結果はストーナーのライバルであるトップのホルヘ・ロレンソがアッセンで未完走となり、ポイントで並び、選手権の順位にスパイスを加えた。
1-2位からスタートしたケーシー・ストーナーとダニ・ペドロサはオープニング・コーナーでリードを保った。完璧なスタートをしてトップをとったのはまたしてもペドロサだった。ペドロサとストーナーがトップをキープしている間に、アルバロ・バウティスタが誤った判断でコーナーに進入し、ホルヘ・ロレンソを転倒させる事故もあり、さらに差を広げていった。
オープニングラップからレプソル・ホンダチームの2人は他との差を広げ始め、今シーズン初めての1-2フィニッシュに向けてギアをトップに入れた。勝利は2人のどちらというレースだったが、まだ決まったわけではなかった。ペドロサがリードし、レースのファステストラップを記録した。しかし、ワールド・チャンピオンが彼のチームメイトに貼り付いていた。残り10周のところで彼をパスし、今シーズン3勝目を獲得した。
ペドロサは小さなミスをしてストーナーをパスするチャンスを失った。二番手が彼の順位になっていき、総合順位で後退する結果になった。ストーナーとホルヘ・ロレンソが140ポイントでリード、ペドロサは19ポイント差の121ポイント。
ダニ・ペドロサ 2位
週末の間のラップタイムを見ると、ケーシーより良いリズムだと分かった。それで良いスタートをし、一周目から引き離そうとした。ケーシーはずっと僕の背後にとどまり、レースの後半に僕を抜くために前半は温存して走行していた。僕たちのペースはとても良かった。バイクはとてもよく動いてくれたけど、今回は戦略を間違えたかもしれない。レース終盤、疲れのせいで方向転換するときにバイクが重く感じて、残り2周で1分35秒から36秒台にダウンして後退してしまった。でもこれがレース。来週のドイツでは良い戦略をしたいと思う。
ケーシー・ストーナー 優勝
ポールポジションをとり、勝利できるとは本当に信じられない。決してあきらめなかったチーム全体に本当に感謝したい。
僕のプランはスタートダッシュでアドバンテージを得て、十分に差を広げて最後までそれをキープすることだった。自分たちのポジションがどちらであっても、リアタイヤを温存しなければならないことを知っていた。ソフトタイヤを選んだので、それを傷めてしまいレース終盤にはグリップが残っていないと言う大きな可能性があった。
ダニが良いペースで走っていて、他を引き離していたことが分かったので、ついていき、タイヤと自分のエネルギーをできるだけ温存しておこうと決めた。
残り9-10周目、タイヤのパフォーマンスが大きく落ちていないし、良い感じだったので、彼を抜き差を広げられるかどうか見ることにした。
タフなレースだった。昨日のクラッシュで負ったケガでアームパンプスがひどくなったけど、肉体的には良かったし、バイクも良く動いてくれた。
ホルヘには謝らなければならない。誰もこのような方法でライバルを越えるポイントを取りたいとは思っていない。でもこのようなレースがすべてを変えることができる。