11月1日(日)、岡山国際サーキットでWTCC第11ラウンド、レース・オブ・ジャパンが開催されました。
当日は、午前中は晴天だったものの共催レースのフォーミュラ4・第2レースが始まる直前から雨が落ち始め、昨年同様のレインコンディションでのWTCC日本ラウンドとなってしまいました。
第1レース終了後一旦雨は上がりましたが、第2レース開始前には再度降り始め、両レースともに視界の悪いコンディションの中、レプソルカラーのセアトチームは奮闘むなしく、前回イタリアラウンドに続く連続優勝を逃してしまいました。
残すところは次回マカオでのラウンド12・最終戦のみ。
是非とも次回は奮起・活躍してドライバーズ・マニュファクチャラーズ共にチャンピオンを獲得してほしいと願っております。
では前回のように、簡単に日本ラウンドのリザルトをご紹介したいと思います。
日本 岡山国際サーキット: 第11ラウンド(21・22戦)リザルト
イヴァン・ミュラー、日本でも表彰台を獲得
セカンドレースで3位、チームメイトのガブリエル・タルキーニに続く総合2位をキープ
11月1日(日)、日本・岡山国際サーキットでWTCC第11ラウンドが開催され、レプソル・ドライバー、イヴァン・ミュラーが表彰台を獲得した。
悪天候の中レプソル・ドライバーたちは11月22日にマカオで行われるチャンピオン決定戦を残し、チャンピオンシップでのリードを保った。
大雨による悪コンディションのため両レースで多くのクラッシュがあり、とりわけWTCCにおいてレプソルカラーをまとった、セアトチーム・ドライバーへの影響が大きかった。
ガブリエル・タルキーニは、第一レースでポールポジションからスタートしたもののコースアウトし、8位に下落した。リカルド・リデルはヨルグ・ミューラーと接触し、数分でコースへ戻ったものの後退を余儀なくされた。その後はアンディ・プリオールがヨルグ・ミューラー、ホルディ・ジェネを従えてレースをコントロールした。ジェネは可能な限り多くのポイントを獲得するため注意深くドライブした、イヴァン・ミュラーとガブリエル・タルキーニに続く6位で最終的にゴールした。
集中的な雨のた め、多数の車両が絡むクラッシュはセカンドレースでも発生した。モンテイロは最前列からスタートしたがヨルグ・ミューラーに追突され、それを避けようとし たタルキーニがコースアウトしてしまった。彼はこのクラッシュにより17位でのコース復帰を余儀なくされた。この位置から目覚ましくポジションを回復し、 ジェネ・リデルが後退したことにより、最終的には7位でゴールした。
後輪駆動が有利なこのサーキットでレプソル・ドライバーたちはチャンピオンシップ、特にドライバータイトルに勝つための可能性を保つ1位・2位をキープし、今年最後のレースに大きな期待を残した。
タルキーニは今日、すばらしい粘りを見せ表彰台を獲得したミュラーに対し、トップ争いから一歩退くレースとなり、不運だったと言える。
日本でのレースを終え、タルキーニは115ポイント、依然として113ポイントのミュラーに2ポイント差、102ポイントのアウグスト・ファルフスにも先行してトップをキープしている。
マカオでは、3人のドライバーがワールドチャンピオンの座を争うことになる。セアトはマニュファクチャーラーズでトップをキープしているが、BMWとの差は3ポイントへと減少した。
レース1 リザルト
1. アンディ・プリオール 32:18.887
2. ヨルグ・ミューラー + 0.484
3. ロベルト・ハフ + 2.552
4. イヴァン・ミュラー + 12.066
5. ガブリエル・タルキーニ + 15.757
6. ホルディ・ジェネ + 17.131
7. ティアゴ・モンテイロ + 18.693
25. リカルド・リデル 2周遅れ
レース2 リザルト
1. アウグスト・ファルフス 26:55.015
2. アンディ・プリオール + 0.761
3. イヴァン・ミュラー + 3.298
4. アラン・メニュ + 5.878
5. ニコラ・ラリーニ + 13.725
7. ガブリエル・タルキーニ + 24.104
8. リカルド・リデル + 26.212
9. ホルディ・ジェネ + 27.272