レプソル・ホンダチームのダニ・ペドロサは2位という、まずまずの内容でイタリアGPを終えた。ケーシー・ストーナーはコースアウトした後、8位で戦いを終えた。
今回のイタリアでもレプソル・ホンダチームにとってデコボコした結果だった。ダニ・ペドロサはムジェロの2番手の表彰台に、ケーシー・ストーナーは中盤で脱落し、8番手辺りで戦うしかなかった。レプソル・ホンダチームのライダーはシーズンの中間点でペドロサがトップと19ポイント差の2位、ストーナーが同37ポイント差の3位。
スタート後、ダニ・ペドロサはポールポジションを活かしてトップに立ったが、わずかにコーナーでふくらみ、ホルヘ・ロレンソが長い第1コーナーの内側から彼を抜いた。ホームレースであるアンドレア・ドビツィオーソが1周目の終盤で戦いを挑み、ペドロサを抜き順位を上げた。ケーシー・ストーナーはひどいスタートに苦しみ、8番手に順位を下げた。ケーシー・ストーナーは2周目に2つ順位を回復し、ニッキー・ヘイデンも捕らえようとしていた。その頃ペドロサは5周目にドビツィオーソをパスし、2位になった。それによってロレンソはペドロサがかなりプッシュしているにもかかわらず、ラップ毎にコンマ数秒ずつ差を広げ、すでに差は1秒ほどになっていた。ストーナーは10周目過ぎぐらいから再びチャタリングに苦しみ、ブレーキの制動力を失うという問題があり、コースオフし、10番手に順位を下げた。
レースが進むにつれ、ストーナーはバウティスタとバルベラを捕らえパスした。彼は結局8位に落ち着くしかなかった。ペドロサはロレンソを追撃するようにしたが、リアタイヤに問題があった。彼はドビツィオーソの前、2位になった。
ロレンソが185ポイントでリード、ペドロサは166ポイント、ストーナーは148ポイント。
MOTO GPは2週間後ラグナセカで行われる。
ダニ・ペドロサ 2位
第1コーナーでブレーキが遅れてしまい、ちょっとミスをしたらホルヘがすでにそこにいた。2〜3コーナー後、ドビツィオーソに驚いた。彼は僕をパスした。彼は第1コーナーですごく速く、他の場所で彼を抜かなければならなかったので、それに何周かかかってしまった。これでホルヘは少しずつ差を広げていったけど、自分のリズムを戻そうと1分47秒台でラップを取り始めた。タイムをキープしていたけど、リアタイヤがかなりスピンし出し、チャタリングが発生してきたのでタイヤが持つか心配になった。それで少しペースを落とすことにした。ホルヘを捕らえるには1分47秒台のラップが必要だったから。
彼はとても速かったので、彼を祝福したい。結局2位というのは自分にとって全体的に良い結果だと思うし、チームと彼らの今週末の熱心な仕事ぶりに感謝したい。
ケーシー・ストーナー 8位
まったく思っていた結果にならなかった。僕らは表彰台を狙って、ダニのペースに付いていけるかもしれないと思っていた。ホルヘはこの週末ずっと素晴らしかったし、ミスがなかった。でも今日は3位になれたらいいとは思っていた。しかし良い仕事ができなかった。
ウオームアップの間、良い仕事ができなかった。おBくらは今日はバイクにまったく満足できなかったし、心地よさを感じなかった。
レースではミスをしてしまった。11コーナーの出口で少し振れてしまった。そして12コーナーにさしかかった所ではブレーキができなかった。できる限り強く(ブレーキを)握ったし、コースの縁の前に止まるのに十分なブレーキの制動力はあったと思ったけど、かなりはずんでグラベルに捕まり、時間を無駄にしてしまった。
アルバロとの件には申し訳なく思っている。僕は第2コーナーでパスしようとしたが、彼が前をふさぎ始めたのでどうすることもできなかった。
難しい週末が終わり残念に思っている。この失敗から何かを得ようとしたが残念ながらできなかった。