レプソル・ホンダチームは300戦目を達成、マルケスが表彰台を獲得した。ペドロサは選手権のリードを広げた。
9万人の観客が歴史あるアッセンサーキットを訪れ、第65回ダッジTTを楽しみに観戦した。
1995年以来レプソルとホンダがパートナーとして戦って300レース目。レースはバレンティーノ・ロッシが表彰台のトップに返り咲き、マルケスとクラッチローが脇を固めた。彼らの後方4位がダニ・ペドロサで、ホルヘ・ロレンソの前、ペドロサが総合順位で9ポイントリードしている。
見事なスタートでダニ・ペドロサがレースの1コーナーでリードした。二位にマルケスが続いた。バレンティーノ・ロッシの追撃を受け、マルケスが抜かれ、ペドロサも抜かれる5周目まで両レプソルライダーは序盤に引き離しにかかろうとしていた。周回が進むにつれペドロサはタイヤが急に機能しなくなり、グリップを失い始めた。レースの後半にペドロサは最終ラップまで2位争いをしていたチームメイトのマルケスとカル・クラッチローに抜かれた。マルケスは3周に渡るクラッチローの激しいアタックをかわして、前日の激しいクラッシュにもかかわらずに二位を獲得した。
この結果、ペドロサが136ポイントでリードを保ち、ロレンソ、マルケスがそれぞれ127、113ポイントで続いている。
次回はザクセンリングで2週間後にドイツGPが行われる。
ダニ・ペドロサ
4th at 7.832 sec.
今日はいいスタートをした。冷えているタイヤでの序盤のクラッシュを避け、それを続け周回を重ねた。しかし、その後にフロントとリアタイヤ共に問題が出た。でも言い訳をしたくなかったからできる限り安定させるようにした。何周かロッシの後ろについていた。周回を重ねるにつれ、それをキープするのが難しくなってきた。特にマルクとクラッチローに捕まった時に感じた。僕らの後ろでみんなもスライドしていたと思うけど、特に終盤で僕はコーナーの進入でバイクをコントロールできなくて、ペースを失った。全体的にこの週末は良くない感触だったけど、最終的にはまあまあのレースにすることができた。過ぎたことだし、今はリラックスして次のレースに向けて準備をしなければならない。
最後に、ホルヘにおめでとうと言いたい。何をどのようにしたかがとても重要なこと。彼には脱帽するよ。
マルク・マルケス
2nd at 2.170 sec.
全体的にペースは思っていたよりも速かった。スタートもレース全体を通してもダニとバレンティーノはとても速かった。実際、バレンティーノは今日僕らより明らかに速かった。レース序盤に多くの問題を抱えていたので、最後にダニをパスできただけだった。ダニをパスした後、バレンティーノを捕らえようとしたけど、腕が痛み始め、指のケガのせいで普段のブレーキングができなかった。カルと良いバトルをして、彼を押さえ込むことができたから、最後には20ポイント獲得できた。全体的にはこの週末は良い仕事ができたと思う。
今日のホルヘには本当に尊敬するよ。彼は本当にすばらしい強さとすばらしい仕事を見せた。また、バレンティーノにもおめでとうと言いたい。彼がトップにいると、いつもレースが良くなる。