インディアナポリスでマルケスがペドロサの前で勝利、レプソル・ホンダチームは今シーズン3度目のワンツーフィニッシュを達成した。マルク・マルケスは4つのセッションでトップタイムをたたき出し、ポールポジションを取り、ウオームアップ走行をリードしたインディアナポリスでスペクタクルな週末を終えた。マルケスはサーキットレコードを出し、選手権ポイントに25ポイントを加えた。マルケスは2013年にアメリカで開催された3レース全てに勝利、1列目からのこの3勝で総合順位でリーダーを維持している。チームメイトのダニ・ペドロサと21ポイント差、ロレンソとは35ポイント差。ペドロサは依然この前の左鎖骨の骨折に苦しんでいるが、痛みに打ち勝ち堅実に2位を獲得した。
レースはレプソル・ホンダチームのライダーにとっては良くないスタートだった。ロレンソが早いペースでスタートした。3人のスペイン人はロレンソが前、ペドロサ、マルケスが続き、前半で後方との差を広げた。9周目にマルケスがアクションを起こした。初めにペドロサを抜き、4周後のターン2でロレンソを抜いた。残り10周、シリーズリーダーのマルケスは2回ファステストラップを記録、差を広げ3連勝で4勝目をあげた。
彼の後方では、ペドロサが攻撃のチャンスを待ち、ロレンソのすぐ背後についていた、そしてそれは残り2周でやってきた。彼はストレートでクリーンな抜き方をして2位に上がり、タイトル獲得に向け、総合得点に20ポイントを加えた。
モトGPは今週チェコに戻る。選手権は3週連続の2つめのレースになる。
ダニ・ペドロサ
2nd at 3.495 sec.
今日は全てを出した。エネルギーを維持することに奮闘して、僕を苦しめている痛みのせいでいつもとは違う乗り方で戦った。バイクと戦わなくてはならなかったからとても難しいレースだったけど、最後には自分のペースを維持し、2位を獲得することができた。いつものコンディションだったらもっと良かったと確信してるけど、今日の環境の下でできるだけのことをしたし、今日のことを前向きに捉えるべきだと思う。
マルク・マルケス
1st - 44:52.463
25ポイントを取れてとてもうれしい。ここが良い機会で、差を広げられるとここに来る前から分かっていた。週末を通してとても良かった。最高峰クラスに来て以来最高のGPになったと思う。どのセッションでも1位だったし、これ以上のことはできない。レースではスタートからタイヤを温存するようにして、ロレンソとペドロサについていこうと決めた。フィーリングが良かったし、タンクの燃料が少なくなった時にアタックしようとした。最後には抜け出すことができ、バイクをスライドさせ楽しめたし、バイクに乗ることがどんなに楽しい事かと思った。ヨーロッパに戻り、そこでも同じように働き続け、獲得できる多くのポイントを取れるようにしたいと思う。