チャンピオンシップ・リーダーのマルケスはアラゴンで優勝、ホルヘ・ロレンソとの差を39ポイントに広げた。ダニ・ペドロサは、6周目にマルケスと接触、トラクション・コントロールを破損し転倒リタイヤした。
レプソル・ホンダチームにとって、アラゴンはほろ苦い日になった。マルク・マルケスはシーズン6勝目、ダニ・ペドロサは6周目にクラッシュした。チームメイト同士の接触がペドロサのバイクのトラクション・コントロールセンサーの破損を引き起こし、地面に投げ出され、そこでレースを断念せざるを得なかった。
レースがスタートすると、ホルヘ・ロレンソがロケットスタートを決めた。ミサノでのように彼は逃げようとしたが、レプソル・ホンダの二人を覚醒させた。ペドロサとマルケスの事故の後、マルケスはペースを取り戻した。そしてロレンソを追い上げ、残り10周で彼を抜いた。マルケスはその後タイトル争いのライバルについてこられていたが、最後には1秒の差で振り切った。
マルケスはこれで総合順位でロレンソと39ポイント、ペドロサとは59ポイントの差になった。
レース審査委員会はGPの後、マルケスとペドロサの事故は分析し、できるだけ早く判定が行われるという声明を発表した。
ダニ・ペドロサ
DNF
幸い、体は大丈夫だよ。お尻と股辺りを激しく打ったけど、激しい転倒のため無傷というわけにはいかなかった。マルクがコーナーの進入で大きく膨らんで、外側から僕に当たってきた。それから加速しようとしたら飛んでいた。メカニックからトラクションコントロールケーブルが接触により切れてしまったことを後から聞いた。
マルク・マルケス
1st - 42:03.459
今日は厳しいレースだった。2つのことを取り返さなければならなかったからだ。1つ目はスタートでホルヘが逃げ出した後、捕らえることだった。それからダニにパスされ、もう一つのことが必要になった。2周以内にはダニを抜きたかった。感触は良いと感じていたけど、ブレーキングで少し膨らんでしまい、バイクが浮き上がりダニと軽く接触してしまった。ダニがそれに気付いたかさえ分からないけど、チームからダニのトラクションコントロールケーブルを切ったことを聞かされ、少し不運だった。そのことに謝りたい。それはとてもまれなことだ。
僕は最後にはホルヘを抜いて勝利を取れた。これは25ポイント獲得と、精神面の両方で重要なことだ。