マルク・マルケスが20ポイントを獲得し、ホルヘ・ロレンソを13ポイントリードして最終戦の挑む。ダニ・ペドロサは日本GPで3位になり、レプソル・ホンダチームはチームタイトルを獲得した。
日本GPはマルク・マルケスとダニ・ペドロサがそれぞれ2位と3位で表彰台を獲得し終了した。レースはホルヘ・ロレンソが勝利した。この結果、マルケスはホルヘ・ロレンソと13ポイント差で総合トップを守り、今シーズンの最終レースでライバルが優勝しても4位に入ればシリーズチャンピオンとなる。
悪天候により不確実要素満載の2日間の後、今シーズン第17戦の決勝日は灼けるような陽射しのもと行われた。スタート時、ホルヘ・ロレンソがリードし、チームメイトのバレンティーノ・ロッシが背後を守り、マルク・マルケスとダニ・ペドロサがぴたりとつけていた。2周目のロッシのミスによってレプソル・ホンダチームのライダー達はロレンソの背後につくことができた。その時にはすでに1秒以上の差があった。すばらしいペースを見せつけて、両者は差を縮め、ロレンソに食らいついたが、抜くことはできなかった。レースの終盤ロレンソは再び距離を広げ優勝した。
タイトルは2週間後の今シーズン最終戦バレンシアで決められる。マルケスは13ポイントの差を保っていて、ルーキーシーズンでのチャンピオン獲得の3回目のチャンスとなる。今日のマルケスとペドロサの2位3位によって、レプソル・ホンダはチームチャンピオンを獲得した。
ダニ・ペドロサ
3rd at 4.592 sec.
自分にとって少しつまらないレースだった。それは何かしようとしたけどコーナー出口で多くの問題があり、満タンにすることができず、マルクとホルヘに対して多くのタイムをロスしたからだ。僕は彼らについていこうとしたけど、ずっと3位だった。でもレース中盤、ペースが彼らより遅くなり始めた。今は次のレース、バレンシアに集中しなくてはならない。そこでできる限りがんばるしかない。
マルク・マルケス
2nd at 3.188 sec.
今日の2位はとても良い結果だよ。ウオームアップでの転倒後、堅実に走ることが難しいと思った。それは午前中もうまく走れなかったからだ。モトGPのバイクでこのコースは初めてだし、練習走行ではドライでの参考データを得られず、ウオームアップとレースで自分の方法を探すしかなかった。ホルヘがここでは僕より少し強かったし、僕は何度か危ない瞬間があった。それで20ポイント獲得し、差をたった5ポイント縮められるだけの方が相当の結果だろうと決めた。今年最も重要となる1レースしか残っていない。バレンシアではこれまで以上に集中しなければならない。