Official press release
2010/03/18
ロサイルでのテスト初日にアンドレア・ドビツィオーツォは6番手、ダニ・ペドロサは10位
4月11日に行われるシーズン最初のグランプリのホストサーキットで、レプソル・ホンダチームは残り2日間の2010年プレシーズンテスト初日を終えた。カタールグランプリはカレンダー上唯一夜間に行われ、また海に面するカタール砂漠の中央に位置するためサーキットは非常に湿度が高く、難しいレースである。このことは、夜の進行と共にアスファルトのグリップを著しく減少させる。
Moto GPのテストは現地時間の午後6時に始まり、17人のMoto GPライダーたちがコースへ走り出した。依然として空は少し明るく、晴天後のカタールのコースは29℃と好条件の中、レプソル・ホンダチームの2人のライダーは、ピットレーンのシグナルがグリーンになった数分後にコースへ出た。2人のレプソルライダーと彼らのテクニカルチームにとって休む間もなく、夕食を取ることもできないほど忙しい6時間となった。深夜、午後6時よりも7度低い気温22℃、湿度90%の中、2010年最終テストの初日は終了した。
アンドレア・ドビツィオーツォはカタールのコースを計65周走破し、52周目にベストタイムを記録した。イタリア人レプソル・ホンダチームライダーと彼のチームは、2010年型ホンダRC212Vをファインチューンするために異なるソリューションを用いることにこの午後と夜の時間を費やした。アンドレアは再びニューマシンのハンドリングが改善され、ハイペースで周回を重ねられることを確認した。
セパンテストと比較して多くの新しいパーツをマシンに組み込んだダニ・ペドロサは、ロサイルのコースを60周回し、最後から2周目にベストタイムを記録した。ペドロサはセッション終了時も前向きだった。スペイン人レプソル・ホンダチームライダーは、バレンティーノ・ロッシが記録したベストタイムから遅れること1秒610でフィニッシュしたが、日本からもたらされた改良により、テストを通して進歩・向上できることを認めた。
テストはロサイルサーキットで明日同時刻から継続され、深夜にMoto GPライダーたちの2010年プレシーズンは終了する。
コメント
ダニ・ペドロサ >>
“今日は、前回マレーシアのテストから前進があった。これは好ましいことだ。明日は更なるステップを経てトップに近づけると思うし、そのために懸命に準備している。
懸案事項は依然としてリアサスペンションをうまく機能させることと、マシンのフィーリングが加速とコーナー進入時にとてもナーバスなことだ。これらが今夜検討し、明日焦点を当てる事柄だ。明日もう一度テストセッションがあるので、最大限活用したい。”
アンドレア・ドビツィオーツォ >>
“今夜は堅実にラップができたので、我々のターゲットが1分56秒台前半のタイムで周回するとすれば明日に向け良いベースとなり非常に満足だ。今日は少しライディングポジションを変更し、フィーリングは良かった。異なるセッティングを可能とする、別のスウィングアームもテストした。
午後10時以降、コースへ出るたびにグリップが変わったが、セッション前半は好調にラップでき、セパンテストと比べて満足度は高い。今日はポテンシャル全てを出し切ることは出来なかったが、明日はさらに良くなると思う。”
オフィシャルリザルト
1. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 1:55.402
2. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) 1:55.717
3. ベン・スピース (ヤマハ) 1:55.954
4. コーリン・エドワーズ (ヤマハ) 1:56.540
5. ランディ・ド・プニエ (ホンダ) 1:56.588
6. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 1:56.811
10. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 1:57.047