レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは混乱したダッチTTでのレースを2位で終え、総合順位でリードを広げた。ダニ・ペドロサは転倒するもレースに復帰し4ポイントを追加した。
日曜日に行われたオランダGPは、マルク・マルケスが素晴らしい選択をした。レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは、アッセンで直面した難しいコンディションに対応し、20ポイントをスコアに加えた。レースはジャック・ミラーが初優勝した。
レースの14周が終わった頃、激しい雨が降り、赤旗が振られることになった。ダニ・ペドロサとマルク・マルケスはそれぞれ5位と6位だったが、トップに届く位置にいた。リスタート後のオープニングラップでペドロサが転倒、レースに復帰したが、結局12位・4ポイントの積み上げでレースを終えた。
その前方では、マルク・マルケスがバレンティーノ・ロッシの転倒と、ホルヘ・ロレンソの問題でアドバンテージをつけ、2位でフィニッシュ。トータル145ポイントとした。マルケスはオランダGPを終え、2位のロレンソとは24ポイント差、3位のロッシとは42ポイント差に広げた。ペドロサは86ポイントで4位。
マルク・マルケス
今日のようなレースは多くのポイントを失うか、得るかのどっちかだけど、大きなアドバンテージを得るためにリスクを冒すか、できるだけ少しのポイントを失うだけでレースを終えるか、二つの考え方に向き合った。後者の考え方は今朝から40回ほど繰り返し言われ、それを正確にすることにした。バレンティーノに多くのポイントをとられないようにトップ5にとどまろうとした。バレンティーノと比べて大きく順位を開かれないように、レースを最後まで走れるよう、ミスをしないようにした。レース序盤はあまり調子がよくなくて離されたけど、リカバーすることができた。レースが中断したことは、良い判断だったと思う。とても危なかったから。中断後のレースでは、もう少しだけプッシュしようと思ったけど、みんなとても速くて、ロッシとドビツィオーソについていかないことにした。彼らはあまりに速かった。でも二人ともその後クラッシュした。
ジャックが僕の背後に近づいてきた時、初優勝を目指していると分かったので、彼にパスさせた方が良いと思ったし、2〜3秒の差をキープして、3位との距離をコントロールした。ホルヘはかなり後方だったし、ロッシはリタイヤしていたので、この2位は優勝したのと同じような良いものだよ。最終的に大きなリードを作ることができた。
ダニ・ペドロサ
本当にきつい週末だったけど、今日は宝くじのようなレースだった。中断前のレースは、ソフトタイヤで走る戦略がうまくいった。初めにコースが乾いてきた時、遅めに行ったけど、雨が降り始めて、他のライダーが不利だった中、かなり速いペースに上げた。でもレースディレクションがレースをストップする決定が下された。不運だと感じた。前向きに考えていくのか、違った戦略をとるのかがためにならないことが分かったから。中断後のレースでは、新しいリアタイヤがまったくグリップしなくて1周目に転倒してしまった。難しいレースになったけど、次戦での良い解決策を探そうと、もっと速く感覚を戻そうとした。