レプソル・ホンダチームのライダー、トニ・ボウが20回目のタイトルを獲得し、イタリアでの2日間どんなチャンスも見逃さなかった。藤波貴久は総合順位で確実に3位を守り5位、ハイメ・ブストは今日は7位、選手権6位で締めくくった。
トニ・ボウはイタリアでのトライアル選手権2日目と最終日で新たな優勝を達成した。チームメイトの藤波貴久は5位で一日を終え、選手権3位を達成、ハイメ・ブストは今日は7位、総合6位になった。
アダム・ラガを超える今日の優勝で、ラガを14ポイント上回り、シーズン12勝目と88回のトライアル選手権、86回目のレプソル・ホンダチームでの参戦になった。藤波にとっては興奮がないままだった。手首を負傷し、今日は5位にとどまったが、最終総合順位で3位を守った。
レプソル・ホンダチームのもう一人のチームメイト、ハイメ・ブストはベストな一日にはならなかった。いくつかミスをして、順位を回復するために争ったが、7位でラウンドを終了した。これで総合順位は6位だった。
トニ・ボウ
複雑な日になった。集中力を欠き、リカバーが難しい序盤にミスをした。自分のペースに戻してきた時、また失敗した。2ラップ目と3ラップ目で改善できたけど。また優勝できてとてもうれしい。とても良いシーズンで終わった。チームと彼らの働きに感謝したい。藤波を祝いたい。彼とはチームやいろんなことを共有できて光栄だよ。彼はファイターだ。ケガをしても打ち勝つ、夏の間ずっと働き、最後にはここイタリアで3位をキープした。次の目標がトライアル・デ・ナシオンだよ。楽しみたい。僕らにとって特別なレースになる。だってチームとして参加する必要がないし、違った勝利に向けて争えるんだから。
藤波貴久
この3位にはとても興奮している。長い間この時を待っていた。2年前に手首を痛めた時からケガの影響でタフな時間を過ごした。目標は3位だったので、この最後のレースで守れてうれしい。体力的に限界だった。手首が痛んだけど、医師、物理療法師、チームのみんなが助けてくれた。この3位はレプソル・ホンダチームとってもとても重要なこと。何年か後でもこの3位を振り返り、幸せな気分にさせてくれるだろう。また来年もっと頑張るよ。
ハイメ・ブスト
今日はあまりポジティブな日にならなかった。どのラップもうまくいかなかった。あまり快適に感じず、自分のやり方でいかなかった。難しいゾーンではうまくいったけど、とても簡単なところで水をしてしまった。望んでいた最後にならなかったけど、今シーズンに満足している。