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MotoGP カタールグランプリ・ロサイルサーキット
Official press release
2010/4/12
 
レプソル・ホンダ チームライダー、激しい戦いの末に表彰台を獲得
ダニ・ペドロサは依然として問題を抱えた7位フィニッシュ

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スリリングなオープニングレースで興奮とスペクタクルがMoto GPワールドチャンピオンシップに帰ってきた。アンドレア・ドビツィオーツォはフィニッシュラインぎりぎりで3位表彰台を獲得、彼のチームメイトダニ・ペドロサは序盤トップグループでの争いを見せたもののライバルたちを追随することができず、7位でフィニッシュした。

過去にも素晴らしい夜のレースを経験しているカタール砂漠中央に照らし出されたロサイルサーキットに、その日のメインディッシュであるMoto GPレースが再び大きな興奮をもたらした。2010年シーズン最初のレース、スタートをリードしたのはいつもと同じメンバーだった。ダニ・ペドロサは3列目から素晴らしいスタートを切り、第一コーナーへ飛び込んだ。過去3シーズンのウィナーでポールポジションのストーナーは、2つのコーナーの後に彼を抜き去った。しかしペドロサは、レプソル・ホンダRC212Vのパワーを利用して1周目のフィニッシュラインに達するまでにオーストラリア人ライダーに追いつき、アグレッシブさをデモンストレーションした。

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アンドレア・ドビツィオーツォもこのスタートに遅れることなく、ホルヘ・ロレンソとのホイール・トゥ・ホイールで1周目のフィニッシュラインを通過した。彼が3周目にホルヘ・ロレンソを追い抜く少し前、ストーナーがペドロサを追い越し、さらにペドロサは5周目にバレンティーノ・ロッシに、6周目にはニッキー・ヘイデンにも抜かれた。この時予期しないミスによりドゥカティのケーシー・ストーナーが転倒を喫し、レースの流れが変わった。ドビツィオーツォもまたロッシとヘイデンに続いてペドロサを抜き去り、3位に浮上した。
それ以降、2人のレプソル・ホンダチームライダーは対照的なレースを戦った。アンドレア・アオビツィオーツォは7周目にヘイデンをパスした後もプッシュを続け、ロッシに追いつき、16周目には彼の前に出た。ペドロサはペースを維持できず、7~11周の間にロレンツォ、スピースそしてド・プニエにパスされた。残りのレースは彼にとって変化なく、単独7位でフィニッシュした。これは明らかに彼がチャンピオンシップ最初のレースに望んだ結果ではなかったが、スペイン人ライダーはこの難しいレースで9ポイントを獲得した。

ダニがポジションをキープする戦いをしている間、彼の前でアンドレア・ドビツィオーツォはレースをリードするイタリア人ライダー、ロッシとの差を削る戦いをしていた。週末のプラクティスを通しての1秒近いT3セクションでの遅れを取り戻すため、ドビツィオーツォは高速左コーナーの第10コーナーがポイントだと気付き、第8~第10コーナー周辺で順位を上げた。彼はこの区間でのタイム短縮にトライ、ロッシとの差を徐々に詰めて16周目に追い越した。しかしいくつかのコーナーを経てロッシは彼を抜き返し、数メートル – 数周後には1秒ちょっとの - 決定的な差を付けた。そして一旦はスペイン人に抜かれ、アメリカン・ヘイデンにもパスされて表彰台圏からはじき出されたロレンソが背後から追い上げ、まずヘイデンを負い抜き、さらにドビツィオーツォをもかわして3位に追いやった。しかしスリリングな最終ラップにドビツィオーツォはドゥカティのライダーをフィニッシュラインぎりぎりでかわし、彼の2010年最初の激しい戦いに値する表彰台を獲得した。


コメント

ダニ・ペドロサ >> 7位

“いいスタートを切り、最初の数ラップは先頭集団で走ることができた。マシンのハンドリングに問題があったためにそれは簡単なことではなく、残念ながらそのペースを維持することは出来なかった。後続を抑えるために最大限戦ったが、最終的には抑えきることが出来なかった。ウィンターテストはイージーではなかったので、この早いペースを成し得たことは明るい材料だが、レーススタート時ではなく終了時に前方にいることが必要で、そのためにマシンセットアップにはまだ多くの課題が残っていることが分かった。

ここで表彰台争いが出来ることを期待したので理想的なシーズンのスタートではないが、シーズンは長いので事態を好転させることに集中していく。アンドレアには表彰台おめでとうと言いたい。またもてぎで戦うために戻ってくる - 好きなサーキットだし、そこでよりよい結果を出せることを期待している。”

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 3位

“表彰台が獲得でき、とてもうれしい。シーズンを良い結果でスタートすることはとても重要で、またこれはスタートにすぎないことを期待している。今日の表彰台はホンダとチーム、そして自分自身が冬の間に行ったハードワークのおかげだと思う。結果が出なかった間にも自分を信頼してくれたホンダ、レプソル、ほか全てのスポンサーに感謝しなければならない。実は今日2位に入れると思ったが、最後までポジションをキープできなくて残念だ。完璧なスタートではなかったが、最初の5周でポジションをリカバーし、バレンティーノに追いつくことができた。マシンはストレートでとても早く、このことを弱点を補うことに利用できた。

第10コーナーでこのレースを失ったと言える。ウィークエンドずっとT3に苦しんだが、今夜この長い左第10コーナーが問題だったと分かった。バレンティーノに抜かれた時、抜き返そうとしたけれども再び抜かれ、更にやり返すことは出来なかった。ファイナルラップの最終コーナーではうまくやれた。ニッキーをインサイドから抜き、マシンのパワーを全て使って先にラインに達することができた。今夜、勇気を持って戦った。この結果は自分にとっても、レプソル・ホンダチームのみんなにとっても良い刺激だと思う。”


オフィシャルリザルト
1.バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 42:50.099
2.ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) + 1.022
3.アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 1.865
4.ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) + 1.876
5.ベン・スピース (ドゥカティ) + 3.903
7.ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) + 16.508

ワールドチャンピオンシップ
1.バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 25ポイント
2.ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 20ポイント
3.アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 16ポイント
4.ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) 13ポイント
5.ベン・スピース (ドゥカティ) 11ポイント
7.ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 9ポイント





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