レプソル・ホンダチームのトニ・ボウが雨に見舞われたスペインで優勝を手に入れた。藤波貴久とハイメ・ブストはそれぞれ5位と7位で終了した。この優勝がトニ・ボウのアウトドア・トライアルの90勝目である。
レースは昨日の予選のタイムで、藤波が14位、ボウが2位、ブストが1位で決勝のスタート順位が決まる、新しい競技ルールで始まった。雨がいろいろな曲面を作り難しさを演出したレースになった。
トニ・ボウ(優勝)
一年の初めのレースはいつも難しい。ナーバスにもなるし、かなりプレッシャーもある。この場所はトライアルにとって楽園だけど、いつも泥だらけで難しさがあり、僕に合うレースのタイプではない。それでも今日はうまくいった。タフなレースだった。雨に邪魔されたと思ったけど、ベストなスタートになるので、勝てたことはうれしい。いつものことだけど、アダムがプッシュしてきて強力なライバルだよ。今年は誰にとっても難しいシーズンになりそうだ。
藤波貴久(5位)
難しいトライアルだった。昨日の予選を経て、初めのライダーの中からのスタートだったので、序盤から厳しかった。1ラップ目は8位だったけど、2ラップ目の始めにひどい雨が降り始めて、レースを終えるのにかなり時間がかかり、厳しいラップになった。とにかく、4位からわずか1ポイント差でフィニッシュできて満足している。次は日本でのレースで、良いモチベーションになっている。
ハイメ・ブスト(7位)
昨日、良い日を過ごして、今日は理論的には良い方向になるはずだったけど、ライダーが通った後で石がとても滑りやすかった。雨が降り始め、1ラップ目は悪くなかったと思うけど、2ラップ目に連続してミスしてしまった。日本ではうまくいけるようにしたい。