それぞれ5位と6位からスタートしたマルク・マルケスとダニ・ペドロサは、1位、2位でアラゴンGPをフィニッシュした。マルク・マルケスは、今シーズン5勝目で総合順位のリードを伸ばした。現在2位のアンドレア・ドビツィオーソとは16ポイント差。ダニ・ペドロサは今シーズン8回目の表彰台で総合順位を一つあげて4位になり、3位のマーベリック・ビニャーレスとは26ポイント差。
この結果は、ヘレス、チェコに続いて今シーズン3回目のレプソル・ホンダチームの1-2フィニッシュになった。
マルク・マルケス 優勝
厳しいレースだったので、この優勝はとてもとてもうれしい。昨日はバイクがあまり快適に感じなかった。そして今日はウオームアップ以外はなぜか分からないけど、また苦しかった。とにかく好きなコースでのレースだし、家から近いし、ファンの前で特別なモチベーションを与えてもらった。昨日2回クラッシュしているけど、激しくプッシュして、いくつかのコーナーでは頭のOFFボタンをクリックした。ビニャーレスとドビツィオーソが少し苦しそうにみえたので、プッシュするタイミングだと思って、そのようにした。危ない瞬間が何回かあった。1つ目はバレンティーノを抜く時、彼は僕が予想していたよりもコーナーで狭くしていた。そしてクラッシュを避けるためブレーキを離した。でもちょうどそこにロレンソがいた。僕はコースから外れ、ギャップを埋めるようにし続けて、少し気持ちを落ち着けた。2つ目はロレンソをパスする時、ダニがとても速く迫ってきていたのを見ていたので、それを続けて行かなければならなかった。とにかくそれがマルケス・スタイルだ!もちろんチャンピオンシップのことを考えるのは重要なことだけど、今の状況では何でもしなければいけない。それでレース毎に同じモチベーションと集中力を維持し続け、100%を出し切るように頑張るよ。
ダニ・ペドロサ 2位
たぶんもう少し早くマーベリックを抜いていたら優勝に向けて争えるチャンスがもっとあっただろう。でも、今日は自分のレース運びにとても満足している。目標は表彰台か勝利に向かってトライし戦うことで、それが達成できた。それでいくつか小さな後悔があったけど、同時にマーベリックのようにミディアム・リアタイヤで乗っていたので序盤に早く走れなくて、しばらく彼を抜くことができなかった。終盤に早く走るためにタイヤを管理する必要があった。みんなが同じようなペースだったので、なぜ突然前との差ができたのか分からなかった。とにかくマーベリックをパスした時、差はそんなだったので、激しくプッシュして、うまくパスし、順位を回復し、とても良いレースができた。情熱を込めて、僕にもチームにも良いことだった。