レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは最終コーナーまで勝利に向かって争い、タイトル争いトップを守る。ダニ・ペドロサは21周目にリタイヤ。
マルク・マルケスは勝負が最後まで分からない完全ウェットのレースで100表彰台を達成した。3位からスタートしたマルケスは、13周目にはトップに立った。残り6周でアンドレア・ドビツィオーソに抜かれ、3周で何度も抜きつ抜かれつを繰り返した。
ダニ・ペドロサは残り4周でリアタイヤの問題でリタイヤした。
マルク・マルケス -2nd
「もちろん100%を出して、最終ラップの最終コーナーまで戦った。タイトル争いをする二人が勝利を争うすばらしいレースだった。今日はコースに大量の水があり、いくつかの理由で予想していた以上に苦しめられた。プッシュしてスムーズなレースをしようとしたけど、レース全体でアンドレアがとても速かった。最終ラップに入り、ほんのわずかリードしていたけど、ターン8で小さなミスをした。それは本当に大きなミスだった。それで捕まってしまった。アンドレアは抜いた後、ブレーキングがとても強く、彼と競り合うことができなかった。最終コーナーで再び挑戦したけど、抜くことはできなかった。今日はアンドレアが信じられないレースをして優勝した。でも彼がここではとてもとても速そうだったので、この自分の結果には満足している。ポイントを稼げてファンに良いレースを見せられたので満足している。」
ダニ・ペドロサ -リタイヤ
「難しい日だった。良いレースができるチャンスがあったので本当に残念だった。FP1から昨日までフリー走行でかなり改善できたけど、今日のレースでのリアタイヤに何が起こったのかハッキリしていない。序盤はリアタイヤがかなりスピンして、トラクションがなく、ストレートでスロットルを開けるのが厳しかった。この問題が中盤まで続き、どんどん悪くなっていった。バイクがうまく動くようにしようとしたけど、コンディションが良くなることはほとんどなかった。時間がかかり、ついにはポイント圏外になり、クラッシュよりリタイヤすることに決めた。コースには大量の水があり、エクストラソフトのリアタイヤで問題があるとは思っていなかった。実際、ペトルッチは同じ仕様で表彰台フィニッシュをした。ミシュランと一緒にデータを学習し、この問題を避けられるようにしていきたい。」