MotoGP. Czech Republic Grand Prix. Brno Circuit. Race
Official press release
2010/8/16
レプソルライダー、シーズン6度目の表彰台獲得。
一方アンドレア・ドビツィオーツォは表彰台を狙うも転倒。
前回のレースで転倒・リタイアしたダニ・ペドロサは、チェコグランプリで2位表彰台を獲得してワールドチャンピオンシップ2位のポジションを固めた。レプソル・ホンダチームメイト、アンドレア・ドビツィオーツォは4周目、3位争い中に転倒。レースに復帰したが、7週目ピットに戻った。
ペドロサは誰よりもいいスタートでポールポジションからスタートを切ったが、第三コーナーでミスをし、ヤマハのホルヘ・ロレンソ、ベン・スピースに同時に抜かれた。彼の後方で、ドビツィオーツォもまた6位から好スタートを切り、最初いくつかのコーナーで5位に浮上、ケーシー・ストーナーに迫った。
2周目、ペドロサはアメリカ人ライダー、スピースを抜き去りレースのファステストラップを刻む、ロレンソの追撃に入った。彼はロレンソとホイール・トゥ・ホイールで走行し、リードを奪う機会をうかがった。しかし少しずつ同郷のライバルは差を広げ、ファステストラップを記録つつ、トップの座を確実なものにした。ダニ・ペドロサはラグナセカの再現を防ぐため、極度にプッシュすることをやめた。
3位争いでは、ドビツィオーツォがケーシー・ストーナーを追い抜き、3周目には4位に上
がっていた。しかし次の周、第9コーナーで転倒を喫した。彼はコース中央に横たわっていたが幸運なことに誰にも接触することはなく、マシンへ戻ってレースへの復帰を試みた。しかしながら更に3周を走行したもののマシンのダメージが大きく、彼はピットへと戻らねばならなかった。これにより初のノーポイントとなり、チャンピオンシップ4位へと後退することとなった。
次は2週間後、アメリカ・インディアナポリスへとチャンピオンシップは舞台を移す。
コメント
ダニ・ペドロサ >> 2位
“前回ラグナ・セカでのクラッシュの後に表彰台へ戻れたことは良いことで、満足している。良いスタートを切って第一コーナーを過ぎるまでトップに立ったが、最初の左コーナーで若干タイヤの温度に不安があったためにブレーキングが早過ぎて、ベンとホルヘに抜かれてしまった。
ホルヘの背後で離されないよう数ラップの間精一杯走ったが、いくつかの理由で昨日のようには速く走れなかった。- ホイルスピンがひどくて、うまくコーナーを抜けようと四苦八苦した。これを改善するためにライディングを調整したが、ホルヘは徐々に差を広げ始めた。今日の結果は我々にとってベストではないが、表彰台に上れたことはOKだ。明日のテストを経て、次はインディアナポリスへ行く。レースでミスをしたが、昨年は強かったコースだ - 次のレースではコンペティティブである自信がある。”
アンドレア・ドビツィオーツォ >> リタイア
“スタートで順位を上げ、序盤で先頭に離されたくなかったので、精一杯プッシュした。すでに数コーナーでフロントからワーニングがあったが、第9コーナーで転倒してしまった。残念だ - ミスの代償は大きかった。なぜなら、先頭集団が走っていた1分58秒台は、今日維持することができるペースだったから。
週末を通してフロントエンドが限界にあり、今日は強い風が状況を悪くした。ここでよい結果が必要だったので、失望している。コースの中央にいた時は、後ろから来るライダーが両サイドを通り抜けるので恐ろしかった。結果何もなかったので、ラッキーだった。明日はテストがあり、そのあと気を取り直してインディアナポリスに向かいたい。”
オフィシャルリザルト
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 43:22.638
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) + 5.494
3. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 11.426
4. ベン・スピース (ヤマハ) + 13.723
5. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) + 17.930
NC. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) -
ワールドチャンピオンシップ
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 235 ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 158 ポイント
3. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) 119 ポイント
4. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 115 ポイント
5. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 101 ポイント