Moto GP - Commercialbank Grand Prix of Qatar ~ Losail Circuit
ダニ・ペドロサは素晴らしいレースをし、初戦で勝利に肉薄した。ケーシー・ストーナーはケガの問題があり、3位だった。
2012年シーズン、トップカテゴリーのMOTO GPがカタールのコース照明の下で始まった。しかし、まったく正反対に幸運が起こり、ダニ・ペドロサケーシー・ストーナーの両者はローサイルで表彰台を獲得した。ペドロサは2位を獲得、何周か勝利を獲得するチャンスがあったが、1秒差の2位でレースを終えた。チームメイトのケーシー・ストーナーはレースのほとんどを支配したが、右前腕の故障によって動きが悪くなり、結局は3位に落ちた。
数ヶ月の準備期間と、ローサイル国際サーキットでの3日間のハードワークを経て、今年のMOTO GPが現地時間の午後10時についに始まった。レプソル・ホンダーチームは優勝候補で、ケーシー・ストーナーがグリッド2番目、3列目の右からでもすばらしいスタートができるダニ・ペドロサ。両者とも第一コーナーでヤマハのホルヘ・ロレンソとベン・スピーズを捕らえた。
ホンダの二台はロレンソが第二コーナーに入る前にインサイドをとった。ペドロサとストーナーは彼の後ろにつき、1ラップ終わり前にチームメイトの前で猛プッシュをかけた。彼はロレンソに次の周のストレートでも猛プッシュをしかけリードをとり、これでオーストラリアンがまたしても逃げ切れるものと思われた。ロレンソとペドロサはストーナーが差を広げようとしているように見えたので、彼の後ろにぴたりとついていた。
シリーズランク3位はワールドチャンピオンがペースを落としたのを確認し、残り5周で捕らえた。両レプソルライダーはタイヤを温存するようにしていたが、ペドロサが先にロレンソを抜き、チームメイトを捕らえようとしていた。
数コーナーの後、ロレンソが盛り返し、ひじょうにすんなりストーナーを抜くことができた。ペドロサは残り2周で彼の方法でナンバー1の男をすんなり抜いたが、ロレンソに追いつくには遅すぎた。彼は勝者のコンマ8秒後方でレースを終えた。
ペドロサとストーナーはそれぞれ2番手と3番手、レプソルライダーの表彰台で新たなシーズンが始まった。
ダニ・ペドロサ 2位
この結果をうれしく思う。なぜならこの週末の間の問題を解決することができたからだ。良いプレシーズンを過ごした後、全てがうまくいかなかった。インフルエンザと熱があった。金曜日にはクラッシュ、それから予選は完全な失敗だった。だからこの表彰台を得てここを去るのは良い気分だ、ただ今日のレースに勝てたと思ったのでちょっと残念だけど。
チームは素晴らしい仕事をしてくれて、ウオームアップ後まったく違うものになった。それでレースでのキーになる完璧なスタートができた。そしてケーシーとホルヘについていくことができた。残り4ラップの時にリードを奪おうとしたけど、ロレンソが今回は僕より賢くてよりよい策を選んだ。彼を抜いたがすぐに彼に抜き返され、ケーシーにも抜かれた。それでケーシーの後ろに1周いてホルヘと争うチャンスをなくした。とにかく、シーズンの良いスタートだったし、ヘレスでよりよい挑戦ができるだろう。
ケーシーストーナー 3位
この週末レースを自分たちが終わりたいような終わり方にはできなかった。フリー走行3と予選後、タフなレースになると思っていたが、最後には間違った方向に行ってしまった。マシンはよく動いていた。マシンとの相性も良く積極的にペースをリードできた。
しかし、本当にひどい腕の痛みに苦しんだ。3〜4周後感じ始めたけど、次第にもっと悪くなってきた。ホルヘとダニとの差を広げて、その差を最小限の努力で維持するようにしようとしたけど、レースが進むにつれ、より悪くなっていき、ついには筋肉がまったく動かなくなった。
ハンドルを正常に握ることができなくなり、本当に難しくなったので残念な結果だったけど、様々な技術面では確信を得た。