オーストラリア人とチームメイトのダニ・ペドロサがスペインGPの表彰台の1位と3位を占めた。
天気は次第に良くなり、レプソル・ホンダチームのライダーがMOTO GP第2戦となるスペインGPの日曜日に主役になった。ワールドチャンピオンのケーシーストーナーは今年初の優勝で、またヘレスでの初勝利となった。一方チームメイトのダニ・ペドロサは3位になり、表彰台に加わった。レプソルライダーは2012年のオープニング2戦でともに表彰台を獲得した。
週末の雨は決勝前には上がり、MOTO GPライダーは、現地時間の午後2時、1000ccのマシンにスリックタイヤでコースに出て行った。
ダニ・ペドロサはシグナルが消えると絶妙のスタートによりオープニングラップをリードした。しかし、2周目に2位に落ち、さらに4周目の目前に3位に落ちた。
ケーシーストーナーは1周目には7番手を走行していたにもかかわらず、3周目にはトップに立っていた。オーストラリア人は2周目で2番手に回復し、3周目に入るとトップに立った。レプソル・ホンダチームのライダーはウェットレースに備えてタイヤを温存する対策をとり、ウオームアップ走行をしなかったが、すぐに連続してファステストラップをたたき出し、追随するホルヘ・ロレンソを引き離した。
ダニ・ペドロサはレースが進むにつれ、すぐ後ろにカル・クラッチローを引き連れ、3位を走行していた。スペイン人は表彰台フィニッシュを失うリスクを避けるために堅実なペースを保った。
チャンピオンのストーナーのリードはチェッカーフラッグまで5周を切ったが、ロレンソは最後のアタックでミスをして、ストーナーが0.5秒差でゴールした。レプソル・ホンダチームのライダーは今まで勝利したことがないコースで勝利した。この日を終えて、総合ポイントが41ポイントとなり、トップと4ポイント差となった。36ポイントで選手権争い3位のダニ・ペドロサはMOTOGPクラス100戦目をヘレスにて8戦連続表彰台で飾った。
ダニ・ペドロサ 3位
僕にとって変なレースだった。グリッドで完全なドライレースにはならないだろうと思っていたし、またMOTO3とMOTO2の1周目に多くのクラッシュを見た後だったし、序盤はとても用心していた。それでよいスタートをしたけど、すぐに抜かれてしまい、ドビツィオーソとヘイデンの前に出るのにかなり時間がかかってしまった。
彼らを何とか追い抜いて、3位になった時、ケーシーとホルヘはすでにかなり前の4秒先にいた。それでペースを上げ始めたけど縮まらず同時にクラッチローがハードタイヤでかなりプッシュしてきたので、集中できず、最終ラップで激しいブレーキングをしてしまった。トリッキーな週末でもいつも通りの自分のパフォーマンスには満足している。
今シーズンの2位と3位フィニッシュはベストではないが、シーズンの良いスタートになった。
ケーシーストーナー 優勝
トラブルに巻き込まれないようにしていたので、良いスタートができなかった。ブレーキングで接触する人がいたので、巻き込まれないようにすることが重要だった。その後は数ラップ中にポジションを上げるようにして、トップに立つことができた。ホルヘやダニがとても速いことは分かっていたので、差を広げようとせずに彼らとトップを形成し、他を引き離すことができた。ホルヘと僕がわずかに良いペースだったので、差を広げることができた。水たまりが多くあって、ミスをしやすかったので、どこを走るか集中していた。
サーキットのコンディションに合わせたレース運びをし、他が少しプッシュしてきたけど、全体としてはバイクは予選以上に良かった。
腕の傷みがまた何回か再発したけど、幸いなことにカタールの時ほどではなかった。週末の状態と、ダニとホルヘのこのコースでの速さを考慮に入れると、この勝利はとても特別なものになった。