レプソルライダーはMOTO GPでまだ勝ったことがない唯一のサーキットで勝利し、選手権争いのトップに立った。ダニ・ペドロサは3位で、100回目の表彰台を達成した。
ケーシーストーナーはこのエストリルサーキットで初めて勝利した。彼のMOTOGPキャリアで唯一勝ったことがないサーキットだった。この結果、レプソルライダーが総合順位のトップに立ち、今年の連続表彰台を続けている。チームメイトのダニ・ペドロサは3位に入り、このポルトガルGPで選手権100回目の表彰台に立った。
レースはあわただしいファーストラップから始まった。ペドロサとストーナーがホームストレートの終わりでそれぞれ1-2位だった。ペドロサが一瞬リアタイヤのグリップを失い、3秒遅れをとった時、ストーナーが第一コーナーでチームメイトを外側から抜き、リードを奪った。ペドロサがクラッシュを回避できたことに安堵している間に、ホルヘ・ロレンソが順位を上げた。
一旦オープニングラップでのポジションが決まった後は、三人のリーダーの順位はレースが進んでもそのままだった。エストリルサーキットのチェッカーフラッグが振られるまで、残りの集団から逃げるように、ストーナー、ロレンソ、ペドロサは他との差を広げ、そして順位の変動はなかった。
ケーシーストーナーはMOTOGPでポルトガルのコースでの初勝利、チームメイトのダニ・ペドロサは3位でバレンティーノ・ロッシに次ぐ2番目の若さで100回目の表彰台ライダーとなる名誉を得た。レプソル・ホンダチームのライダーはこのように歴史的な週末を終えた。
ダニ・ペドロサ 3位
スタートから本当にタフだった。最初から最後までペースはとてもとても速かった。ケーシーは本当に素晴らしいレースをした。信じられないほど強かった。
初めのブレーキングポイントで大きくスライドしてしまい、ケーシーとホルヘに抜かれ、1周目に1.5秒失った。レース中にコーナー中盤でいくつかの問題があった。コーナースピードが速くなかった。周ごとにライディングスタイルやマッピングやブレーキを遅らせたり、何でもやってみて、少しでも良くなるようにしていた。ラップを上げるようにしたけど、差が縮まらなかった。
3戦全てで表彰台に立てたことは全体としてとてもいいけど、3レースでいくつかミスをしているので、次戦ではがんばるよ。
100回の表彰台については素晴らしいし、時が経つのがいかに早いかを見せられた。とてもうれしいし、チームとスポンサーに感謝したい。特に僕のレースキャリア全てにおいて一緒にいるホンダに感謝したい。
ケーシーストーナー 優勝
僕らにとって最高の週末だった。今朝はかなり自信があったけど、少し心配でもあった。それは昨日の午後のFP3でとても似たセッティングだった時、温度が上がった状態ではバイクが少し悪かったから。
ウオームアップではチャタリングの大きな問題はなかったが、レース中に気温が上がった状態で僕らは苦しむことになった。これがライディングをひじょうにに困難にしていた。レース序盤には自信を持ってアタックしたが、チャタリングのせいでフロントタイヤが2度も切れ込んでしまった。
そのようになってから少しペースを落として、スムーズに走るようにしてホルヘとダニの前にいるようにしたけど、ホルヘが激しく近づいてきた。ペースを維持してミスをしないようにしなければならなかった。チャタリングの問題を減らすようにマッピングを変更していた。レース終盤に向けてどのように走ればいいか分かり始め、よりスムーズに乗ることができ、少しタイムアップできたので、最高の勝利を手に入れた。