ダニ・ペドロサが今シーズン4勝目をあげ、総合ポイントでパーソナルベスト257ポイントを獲得し、ホルヘ・ロレンソに33ポイント差まで詰め寄った。ジョナサン・レイは7位だった。
ダニ・ペドロサが2012年シーズンの第14戦、アラゴンGPで余裕の勝利を得た。ペドロサは、シーズン4回目の表彰台トップに立ち、総合順位でホルヘ・ロレンソとの差を縮めた。同僚ジョナサン・レイもまた力強いレースをし、二回目のGPを7位で終えた。前日の予選でのクラッシュがペドロサにとって事を難しくした。彼は転倒し、彼のレプソル・ホンダRC213Vはかなりダメージを負った。
チームはペドロサがインディアナポリスとブルーノから彼の形を取り戻すように、マシンを最高のコンディションにするために徹夜で働いた。
その努力が実を結び、誕生日の翌日にペドロサはトップクラスで明確な走りをした。彼の主なライバルが序盤に主導権を握り、ペドロサは第一コーナーの先から0.5秒後方。ペドロサがロレンソを抜いた7周目まで、両者は追随する一団を引き離した。彼はコンマ数秒の差を広げるのに時間はかからなかった。ロレンソに驚きを与えて、ペドロサは激しいペースで猛進した。彼はシリーズリーダーのロレンソから6秒以上リードし、チェッカーフラッグを受けた。
この結果、ダニ・ペドロサは自身のシーズンポイントのパーソナルベストを更新する257ポイントになり、ポイント差を33に詰めた。ケーシー・ストーナーの代役で再度出場のチームメイトのジョナサン・レイはミサノの8位から今回は7位へと向上した。序盤にバレンティーノ・ロッシとの接触があったにもかかわらず、立派な7位入賞を果たした。
ダニ・ペドロサ 優勝
全体的に厳しい週末だった。前回のレース内容や今後の方向性について打ち合わせをして、昨日は予選でクラッシュし、メカニックに多くの厳しい仕事をさせてしまった。レースでは終始落ち着き、集中できた。ホルヘが序盤にかなり速く走り始めたけど、彼についていくことができた。それから何周か後にペースを上げることができると分かったので、彼を抜き、自分のリズムを見つけようとした。とても集中できたので、これがレースだということを忘れかけていた。それを残り4周で実感した。
昨日もあったけど、コーナーでクラッチに問題があったが、全体的にバイクはよく動いてくれたし、昨晩一生懸命働いてくれたチームと、ファンと家族のおかげだよ。この勝利は彼らすべてのものだよ。
ジョナサン・レイ 7位
前のライダーとの差を縮めるという目標を達成できてよかった。最後には10秒まで縮めたけど、また自身を探すことになり、難しいレースになった。
序盤アルバロにかなり大きな差をつけられ、プッシュしようとしたけど、十分ではなく、彼と10分の1秒だけ届かなかったけど、十分に満足しているし、いろんな事を学んだ。このレースではトラクション・コントロールボタン、トルク・セッティングと、エンジンブレーキを操作してどうなるかを見ようとして、かなり混乱した。それから乗ると何が起こるのかみてみようと自分に言い聞かせた。
このようなチャンスをもらって最高だよ。もてぎではまだどうなるか分からないけど、最高の望みはケーシーが戻ってきて、彼の走りの世界を見せて、最後に彼の最後のシーズンを最高の形で終えて欲しい。
このチャンスと、代役ではなくて仲間として扱ってくれたHRCとレプソル・ホンダチームに感謝したい。すばらしい経験だった。ホンダ・ファミリーに入って10年になるし、いつかここに戻ってくれることを願っている。