ペドロサが日本GPで今シーズン5勝目をあげた。ケーシー・ストーナーはインディアナポリスでのケガから復帰し5位だった。
ダニ・ペドロサは昨年のもてぎでの勝利を再現し、2012年シーズン5勝目を獲得した。これはペドロサにとって2連勝で、ここ直近の4回のフィニッシュで4度目の勝利になった。チームメイトのケーシー・ストーナーは足首のケガから復帰し、5位だった。
力強い走りで、ペドロサはポールシッターのホルヘ・ロレンソから1周目でほとんどトップを獲得したようなものだった。オープニング・ラップでペドロサは前回のアラゴンGPのように、ヤマハのホルヘの背後にピタリとついた。ペドロサはレース中盤に攻撃し始め、シーズン5回目の勝利に向かって、同国のホルヘをしのぐ走りをした。ペドロサはライバルにチャンスを与えず、4.275秒差でフィニッシュラインを越えた。
ケーシー・ストーナーは7位スタートだったが、二つ順位を上げ、スピーズとクラッチローの後ろ、5位になった。スピーズがクラッシュし一旦4位になったが、3周目にミスをしてアルバロ・バウティスタに抜かれた。アンドレア・ドビツィオーソもまた、終わりから8周目に前を行った。ストーナーはインディアナポリスで負った足首のケガから復帰して、5位入賞となった。
この結果、ペドロサは2連勝で総合ポイントでリーダーのホルヘ・ロレンソとの差を縮めた。彼は残り3レースで28ポイント差という結果で日本を去る。ケーシー・ストーナーは総合3位のまま。
ダニ・ペドロサ 優勝
厳しいレースだった。ペースが序盤からとても速かったから。僕はバイクを理解しようとした。昨日かなりチャタリングが出たので、今日はどうなるか分からなかった。序盤そんなに悪くなかったけど、レース中少しずつ悪くなってきた。
僕はホルヘについていけるようにしようとした。コーナー出口でよりよいラインを取ることができて、彼をパスすることができた。それから何周か良いラップを刻み、差をコントロールした。ホルヘは僕についてくるようにしていたけど、その後2位をとることに決めたようだ。僕らはしなければならないことを達成した。どのレースも勝たなければならないので僕らをとどまらせる人間が誰もいないのは本当に残念。でもとにかく、レースに勝てて気分はすごくいいし、今はそれを感じている。ホンダとチーム全員に感謝したい。もてぎでまた勝てて本当にうれしい。
ケーシー・ストーナー 5位
正直、少しがっかりした。僕らは週末にかけてゆっくり改善して、ウオームアップではとても良い状態のバイクに仕上がった。レースがスタートし、ダニとホルヘについていけるペースだと感じて、バイクはとても良い感触だった。その後、レースが進むにつれ予期していなかった痛みが出始めた。僕らは速いペースで走れていたし良かったけど、不運なことに今日は身体的にそれをマネージすることができなかった。
チームにとても感謝している。今日はすばらしいバイクを提供してくれたが、自分のコンディションがこれ以上生かせなかった。