ストーナーがホームグランプリで6回目の勝利、今シーズン5勝目をあげた。ダニ・ペドロサのタイトルへの希望は2周目のクラッシュで消滅した。
ケーシー・ストーナーがフィリップアイランドで地元の観衆を喜ばせた。彼は独走でシーズン5勝目を獲得した。ペドロサはタイトル争いに生き残るためリスクを負った走りで、レースをリードしていた2周目に転倒した。ホルヘ・ロレンソが2位になり、タイトル争いが決着した。
スタート時、ホルヘ・ロレンソとダニ・ペドロサはケーシー・ストーナーを驚かせた。彼は第一コーナーでトップから3位に追いやられた。攻撃的なペドロサはいくつか先のコーナーでロレンソをパスし、1周目終盤でその後ろにはストーナーがいた。しかし、ほんの4コーナー先、ペドロサはコースの最も低速域でフロントタイヤのグリップを失いクラッシュ。彼はバイクに戻ったが、ダメージをみてピットに戻り、ロレンソはタイトル獲得に向けて残っていた。
ストーナーは9秒差でゴールするまで、ロレンソとの差を広げたままだった。彼のシーズン5勝目、そしてモトGPで戦うフィリップアイランドでの6勝目は、2週間後のバレンシアGPで引退する前に良いさよならのあいさつになった。
ダニ・ペドロサ リタイヤ
残念と言うより悲しい。特に今シーズンはできるだけプッシュした。しなければいけないことをしたし、後悔はしていない。年間を通してチームと自分のパフォーマンスをとても誇りに思う。
ミサノで起こったことの後、僕らはひじょうにすばらしい姿勢、技術、力を見せた。それでタイトルを獲得できるところまで近づいたから悲しみがあったけど、僕らが達成したすべてのことを誇りに思う。
クラッシュについておかしな事は何もなかった。コーナーで広くふくらみ、チャタリングがあり、フロントタイヤのグリップを失った。おそらくタイヤが十分に暖まっていなかったのだろう。でもそんなもんかな。
ホームGPで6勝目をあげたケーシーとチャンピオンの価値があるロレンソとモト2のマルク・マルケスにおめでとうと言いたい。
ケーシー・ストーナー 優勝
僕にとってシーズン終わりまでに勝つことはとても重要だったし、地元の多くの観客の前でできてとてもうれしい。とても大きな心配事はこのレースでまた適応力と戦闘力があるかだった。でもうまく調整し、他のライダーたちを越えることができたし、ここでさよならを言う最高の状況になった。レースに入ることを本当にナーバスに感じていたけど、フィリップアイランドのレースに向けて最高のコンディションになった。残り何周かで大きな差があると分かった時、観衆を見て、みんなが自分を応援してくれていて、とても最高な気分だった。オーストラリア人であることを誇りに思わせてくれた。
ホルヘにおめでとうと言いたい。彼はどのレースも1位か2位で終えるほとんど完璧なシーズンだった。タイトル争いに加われなかったのは残念に思うけど、それは自分のミスだし、このように事は進む。ダニは残念だった。彼が僕の前で転倒するのを見た。でも彼はチャンピオンへの望みをつなぐために今日はプッシュしなければならなかった。それは小さなミスだった。このコーナーでは起こりうることだった。彼を気の毒に思う。
見に来てくれて、サポートを見せてくれたみんなに感謝するよ。