マルク・マルケスがアメリカで勝利、MOTO GP最年少での勝利になった。ダニ・ペドロサは2位。
20歳と63日のマルク・マルケスが名前を歴史に刻んだ。アメリカズGPでの勝利で、彼は最高峰クラスの史上最年少勝利者になった。マルケスはポールポジションからスタートし、レースのほとんどをチームメイトのダニ・ペドロサと争ったが、最後にはマルケスがトップに立つレプソル・ホンダのワンツーフィニッシュだった。
レッドシグナルが消えると、マルケスがトップを取ったが、第一コーナーで膨らんだ。ペドロサとブラドルがマルケスを抜いたが、オープニングラップの最後にはブラドルを抜き返し、ペドロサの背後についた。二人のレプソル・ライダーが他を引き離し先頭を争ったが、残り9周でマルケスがチームメイトのダニ・ペドロサを抜きリードをとった。ペドロサは同僚についていくことができたが、最終的には残り3周でのミスが勝利へのチャンスをなくした。その栄誉はマルケスに与えられ、MOTO GPライダーとしてのポジションを確立した。
この勝利でマルケスは総合順位で41ポイント、ホルヘ・ロレンソと並んでトップになった。ペドロサは33ポイントで3位。2週間後、シリーズはヘレスでのスペインGPでヨーロッパに戻る。
【ダニ・ペドロサ 2位】
今日のレースは良かったし、2位をとれてうれしい。マルケスがとても強いことが分かったけれど、僕らもすごいいいペースだった。自身のレースをすることに心がけた。最後にはシケインで多くのタイムを失っていたと分かった。肉体的に疲れていて、特にサーキットの前半部分でうまくバイクを扱えなかった。第二セクションではうまくリカバーしていたけど、十分ではなかった。そのうえ、残り3周辺りでミスをして、1.5秒ほどロスしたのでマルケスが逃げることができた。それが僕のレースを失ったポイントだよ。でもまあ満足している。自分の走りは今日は本当に良かったし、カタールと比べて改良された。それよりマルクをお祝いしなくてはならない。彼はすごいよくやった。今は、とても好きなサーキット、ヘレスに集中しなくてはならない。
【マルク・マルケス 優勝】
カタールで初めての表彰台を獲得した時はとてもうれしかった。でも初勝利はそれ以上にうれしい。期待していた以上にうまくいった。プレシーズンの間がんばったチームにとても感謝している。僕らはとてもよくがんばった。この頑張りなしでは勝利はできなかった。レースはとても激しくて肉体的にきつかった。ダニに何周かついていっている時に残り10周ぐらいでアタックをしてギャップを広げようと決めた。週末を通して起こっていたフロントのいくつかの問題が発生して、望むようにギャップは広げられなかった。それでも勝利を勝ち取ることができた。25ポイントは重要だけど、もっと重要なことはMOTO GP2戦目で勝利を達成したこと。僕らには先にもっと難しいサーキットが待ち受けていることが分かっているけれど、それら全てに全力で挑戦していこうと思う。僕らのバトルは選手権争いのためのものではないけれど、レース毎にその瞬間を楽しめるようにしたい。