レプソル・ホンダのライダーは、ダニ・ペドロサの200戦目のグランプリになったカタルニアで2位と3位になった。
選手権第6戦は最後まで激しいレースとなり、ダニ・ペドロサとマルク・マルケスはそれぞれ2位と3位だった。ホルヘ・ロレンソがカタルニアGPを制した。ダニ・ペドロサにとっては200回目のGP出場だった。ペドロサは123ポイントで総合順位をリード、ロレンソ116ポイント、マルケスが93ポイントで追っている。
序盤にトップでオーバーテイクが起こったが、接近戦は最後まで続いた。ダニ・ペドロサはポールからスタートしたが、1コーナーでホルヘ・ロレンソに抜かれた。マルケスはグリッド6番手から3位にジャンプアップ。3人はレース中ほとんどサイド・バイ・サイドで競っていたが、ペドロサは問題が発生し後退した。ロレンソはペドロサに1.763秒の差をつけ、フィニッシュラインを越えた。マルケスはチームメイトについていくのに最大限プッシュしようとした。彼は最後に少し追い抜こうとしたが、ミスしてうまくいかず、3番手で落ち着くしかなかった。レプソル・ホンダチームは2週間後のオランダでの次戦に集中している。
ダニ・ペドロサ
2nd at 1.763 sec.
今日は少し変なレースだった。マシンとタイヤが暑くなり体力的に厳しくなって、最高のパフォーマンスを出せなかった。スロットルを開けようとするとバイクのフロントがふらつき、とても慎重にしなくてはならなかった。僕ら3人の先頭集団は今日のトラック・コンディションと戦っていた。戦闘力の差はほとんど無かったのに、もっとプッシュできなかったことにがっかりしている。事実上オーバーテイクなしのレースでバイクに乗っていた。ミスをするのがとても簡単な状況で、事実、最終ラップでマルクがして、僕もスライドしてしまった。でも、最後はとても重要な2位を獲得することができた。昨日が良かったので期待していたが、さらに20ポイントを獲得することができたし、リードを続けているので良かった。
マルク・マルケス
3rd at 1.825 sec.
難しいレースだった。タフなレースになるだろうと思っていたが、ホルヘとダニと表彰台をかけて争うとは思ってもいなかったので、この結果をうれしく思っている。少し厳しい週末が自信をくれた。最後には理想的なセットアップを見つけた。レース中、ダニの後ろを走って多くを学んだ。このトラックでのモトGPバイクの乗り方を見つけようとしていて、最後にはとてもよく分かった。トップ5で終えることは難しいだろうと思っていたけど、表彰台を獲得できた。この結果に満足しているとしか言いようがない。今はアッセンを見据え、アラゴンでのテストで何か改善できるかどうか見てみようと思う。