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witten by エニカ
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うんうんする
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人気キャンプ漫画の影響で、1年ほど前からバイクでソロキャンプ(※一人で行くキャンプ)を楽しむようになったというオタク漫画家のカエルDXさん。知り合いを誘って初のグループキャンプに挑むことになりましたが、人数分のキャンプ道具に、それらを積んで移動できるクルマを用意するとなると、めちゃくちゃお金がかかることに気づきます。

そこで個人間カーシェアサービスの「Anyca(エニカ)」で、普段から愛車のミニバンと一緒にキャンプ道具も無料でシェアしている、アウトドア大好きなオーナーさんを見つけました。クルマの受け渡し時にはアウトドア好き同士ならではの交流も。お得で愉快なグループキャンプ旅の模様を、オタク要素たっぷりのレポート漫画でお届けします。

 

【カエルDX プロフィール】

オタク。Web漫画家。自身をカエルのキャラクター「カエルDX」に投影したレポート漫画を描く。ハマったアニメや漫画に影響されやすく、普段は中型バイクでソロキャンプしたり登山したりしている。べ、べつに友達がいないわけじゃないからね!

 

★レポート漫画の登場人物★

オタク。

アウトドア好き。今回愛車だけでなくキャンプ道具一式もシェアしてくれた菩薩。ガジェットオタクでもある。

今回のキャンプ企画を立案した編集者。それほどオタクではない。

知り合いの編集者。別メディアから追加ファイターとして参戦。キャンプ力高し。オタク。

知り合いのゲーム実況者&ライター。同じく追加ファイターであり、めちゃくちゃ酒を飲む。きっとオタク。

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|カエルDXの感想とオフショット

 

テンション上がって料理を作りすぎることってないですか? ない? そうですか……。

ここからは漫画に載せきれなかった写真やエピソードを紹介します!

 

キャンプのメンバーは4人でしたが、手元にあるテントは3人用が1張のみ、寝袋も2つしかないなどキャンプ道具が壊滅的に足りない状況。

そこでAnycaでは「4人以上乗れて荷物もいっぱい載せられるクルマ」の上に「キャンプ用具もシェア」してくれる、「都内のアウトドア好きのオーナーさん」を探してみました。カーシェア界の強欲の壺です。

 

そもそもAnycaを利用するのは今回初めて。そんな都合のいい人なんて果たしているのか不安でしたが、1時間ほどで軽く5台以上見つかってしまいました……!

その中から比較的運転しやすいという三菱のミニバン「デリカ」シリーズで、室内スペースと走破性がトップクラスの「スペースギア ロング」をシェアしてもらうことに。

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使用料は休日で1日5000円、2日間乗っても保険料込みで1万4000円という破格ぶり。

説明欄にオーナーさんのご厚意で貸してくれるキャンプ道具が列記してあったので、予約完了後、テントや寝袋、マット、折りたたみ椅子にランタンと、貸してほしいものをメッセージでお願いしていきます。

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ただでさえ安いのに大量のキャンプ道具まで。

「さすがに図々しくてキレられるのでは」とびくびくしていたのですが、オーナーさんは「写真映えしそうなハンモックとパーコレーターもつけますね(笑)」と色までつけてくれました。菩薩すぎませんか……?

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シェア当日の早朝、オーナーさんからコミュ障なりになんとかクルマを受け取るカエルDX。

 

受け渡し時の手続きとして、お互いに免許証を確認し合い、傷のある箇所を撮影し、Anycaアプリに登録していきます。手続きは3分くらいで完了、クルマの癖などもこのタイミングで聞いておきました。

 

打ち解けてきたのでなぜこのクルマを購入したのか尋ねてみると、なんとオーナーさんはこの20年間でデリカスペースギアロングにしか乗っていないらしく、現在で三台目なのだとか!

登山であちこち行く自分にとっては、むしろこのクルマしか選択肢がないとのこと。まさに「愛車」です。

 

僕はバイクでソロキャンプによく行くのですが、積載力が天と地すぎて爆笑してしまいました。

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見ての通り、めちゃくちゃデカいので積載は最強。車内泊も余裕です。

オーナーさん、実はキャンプカーも持っているそうで、そちらはキャンプと言うよりもはや“住めるクルマ”みたいな感じらしいです。そっちも乗りたかった。

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ちなみに車内にはWindowsPCも搭載されており、ナビはもちろんテレビや動画、音楽なども楽しめます。オーナーさんが自力で設置したそうで、こういったオリジナル要素も個人間カーシェアリングサービスの魅力ですね。

 

目的地へ出発するとともに、僕のスマホを早速セットし「カエルDXスーパーアニソンメドレー」を同行者たちにシェアします。みんな嫌そう。

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都心から約3時間ほどかけ、山梨県・山中湖のみさきキャンプ場に到着。何度も渋滞に遭いましたが、車高が高くて見通しがよいおかけでストレス無く運転できました。ありがとう、デリカスペースギアロング……!

折角なので水辺をチョイスし、荷物を降ろしてみんなで設営を始めます。

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ここをキャンプ地とする!!

オーナーさんのおかげで4人のグループキャンプとしては申し分ない設備となりました。

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おまけで貸してもらったハンモックが神すぎた……。

地図

ちなみに、みさきキャンプ場は山中湖へ「にゅっ」と突き出た入り江に位置しており、前も後ろも水辺となっている変わったキャンプ場になっています。

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山中湖の水面に空が映り込む様は大変キレイでした。大好きな某キャンプ漫画にも登場するスポットなので、僕としては聖地巡礼も楽しめて大満足です。

余談ですが、一人で散策していた際、オオマリコケムシ(クラゲみたいなドロっとした群体生物)を発見したのでタカハシ氏に報告したのですが、すごくどうでもよさそうな顔をされて悲しかったです。

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近くのスーパーでの買い出しから戻った後、宴を始める御一行。こういうときにささっと食材やお酒を大量に買いに行けるのがクルマのいいところです。

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夕食の準備中。キャンプ力の高いタカハシ氏がいきなりミンチからハンバーグを作り出したときはビビりました。自分はシンプルにカレーをグツグツ。

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人手が多いと、比例してキャンプ飯も豪華になります。カセットコンロにガスバーナー、焚き火台と火元を3つ同時に使えたのも、荷物がいっぱい運べる今回のクルマ旅ならでは。

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僕は間違えてカレーを12皿分作ってしまったため、カレーを食べた記憶しかありません。責任持って9皿分食べました。

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夜は焚き火を囲みながら酒盛り。そこでもTwitterをするカエルDX。

ここからはもうひたすらにくだらない会話が続きます。

酔ったたろちん氏に「ギターのFコードをさっさと覚えろ」とよくわからない絡みをされたことは一生忘れません。

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漫画には描けませんでしたが、みんながテントで寝静まった後、僕だけこっそり広々としたデリカスペースギアロングの車内で寝ました。

ここだけの話、テントより寝心地がよくて、一人涙を流してしまいました。

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大自然に感謝し、キャンプ場を後にします……。

高速道路から見えた富士山、かっこよすぎでした。

帰り道では「カエルDXスーパーアニソンメドレー」がまたも炸裂し、耐えきれなくなったみんなは寝てしまいましたとさ。おい……。

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最後はオーナーさんと一緒に傷を確認してから返却。元からあった傷の箇所は受け渡し時にAnycaアプリに登録していたので、確認作業は1、2分で済みました。

「無事故でよかったです」と朗らかに対応してくださったオーナーさん。キャンプ道具一式も含め、手厚いシェアにたっぷりとお礼をいい、解散しました。またグループキャンプの際にぜひ利用させてください!

 

|終わりに

 

アウトドア好きのオーナーさんに出会えたおかげで、最高の2日間となった初めてのグループキャンプ。

 

ソロキャンは「大自然」と「一人の時間」にじっくり向き合えるのが魅力ですが、逆にグルキャンは「みんなと過ごす贅沢な時間」があまりに楽しく、負けず劣らずの魅力だと感じました。ちなみに会話が続くかどうかの心配は、逆に「おっさん4人の恋バナ」が展開されて地獄でした。キッツ……。

 

今回のようにオーナーさんがみな全てキャンプ道具を貸してくれるわけではないですが、「キャンプ始めてみたいなァ」「友人をキャンプデビューさせたい」なんて人は選択肢の一つとしてか考えてもいいかもしれません。

 

(取材・漫画・文:カエルDX 編集:黒木貴啓/ノオト)