「カーシェアDrive」第11回は、マツダ(オートザム)AZ-1。
AZ-1は1992年に発売されたスポーツカーで、なんと軽自動車でありながらガルウィングドアを装備し、エンジンが車体後方にあるMRレイアウト、独特のモノコックボディと、まるでスーパーカーのような特徴を持つ車。
当時発売されていた軽スポーツカー、ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノと共に「平成ABCトリオ」を構成する1台で、生産数は僅か4000台程度。
しかも今回のAZ-1は専用のエアロパーツが装着されたマツダスピードバージョン。
こんなレアで貴重な1台も、カーシェアで乗ることができます。
今はなき、ストイックなスポーツカー感覚を気軽に味わえる!
見た目のインパクト重視の車かと思いきや、走りはスポーツカーそのもの。
軽の小さなボディになんとか身体をねじ込むと、そこには最小限のスペースしかありません。
でも、そこでガルウィングドアを閉めれば、もうそこは戦闘機のコクピット。
重めのクラッチを踏み込んで、ヨイショとシフトレバーを1速に入れてアクセルを踏み込むと、軽やかに吹け上がるエンジン。
往年のアルトワークスと同じF6Aターボエンジンのレッドゾーンはなんと9,000回転からで、軽自動車とは思えないサウンドと加速感を味わうことができます。
もちろんABSはなく、パワステすら付いていません。
この今どきの車では味わえない感覚は、昭和世代のスポーツカーが好きな方にはたまらないはずです。
「自分の代わりに車を動かしてもらえて、しかも収入にもなるAnyca最高!」